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デプス ラドスケール ルアーインプレッション

ちかみやが超個人的見解でお送りしています。ルアーインプレッションのコーナー。

今回はまさに使いこなせば、最高の武器になる。デプス ラドスケールを掘り下げていきます。

デプスと言えば琵琶湖や池原ダムなどの「聖地」と呼ばれるようなフィールドでビッグバスをターゲットに、独自のコンセプトで開発された高性能ルアーをリリースし続けるメーカーです。ストイックなまでにデカバスを追い続ける奥村和正氏による理論とタックルは、多くのアングラーから圧倒的な支持を集めていますね。

時として斬新なギミックを搭載した奇抜なルアーが登場し、多くのアングラーを驚かせたりすることもあるメーカーですが、後々それが業界のスタンダードになることも多く、「狙った性能を特化出来るなら、多少の基本性能の劣化は厭わない」という徹底したモノ作りのマインドを持っています。

そんなマインドを持ったデプスが世に送り出したペンシルベイト、ラドスケールはいったいどんなペンシルベイトなのか?

特筆すべき特徴と共にラドスケールの真の性能をひも解いてみましょう。

「独走する美学の追求」デプスのコンセプトとビッグバスハンティングにはロマンを感じずにはいられません!
先生
先生
デプスのマインドとビッグバスへの執念には強いこだわりを感じますね。共感出来るアングラーも多いのではないでしょうか?

Contents

デプス ラドスケール スペック

・スペック
Length:111mm
Weight:18g

以下はメーカーホームページより製品紹介文を引用します。

RADSCALE/ラドスケール使いこなせば、最高の武器になる。

今も揺るぎない実績を誇り続けるテクニカルペンシルベイト “ラドスケール”。
このルアーの持つ、真の性能を引き出すアングラー達の絶大なる評価は、バリアブルバランサーシステムだけが可能にする2Way・可変アクションによる変幻自在な演出が、ビッグバスに並外れた威力を発揮しているからに他なりません。
ボディを内側にねじりながらロールし、切り込むように横腹を見せるスケーティングや、直立姿勢からの甘いスプラッシュサウンド、さらにボディを震わせながらスライドするムービングウェイトが奏でる独自の低音域バンピーサウンドなど、トリッキーなスペックと高いレスポンスが生むイレギュラーアクションでバイトを誘うのです。
ビッグバスを獲るための確かな性能と、テクニック次第であらゆるアプローチを可能にする多機能を持ち備えた“ラドスケール”は、トップウォーターゲームをより確かなものにしてくれます。

■FRONT FACE DETAIL


前面で強く水を押し分けるトルクフルな引き波は、タダ巻きでバイトを誘発する圧倒的な存在感を生み出し、スケーティングやスネークウォークでは、もっとも水流抵抗を受けやすい下アゴ部が水圧から逃れようとする動きにより、外側ではなく、内側にボディをローリングさせる、従来ペンシルには出せなかった、水に絡みつくような独自のアクションを可能にしています。

■HOOK & TAIL DETAIL


スプリットリングを介しての取り付けを考慮し、アイの角度を設計したフックを使用。
ギリギリのセッティングを施されたラドスケールは、これだけで動きのキレが大きく違います。

出典:デプス様

ラドスケールの特徴とアピールポイント

ここではラドスケールのボディ形状や構造などからこのルアーの特徴やストロングポイントをご紹介していきます。
それぞれのルアーが持つ個性や特性、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスから反応を得られるようになります。

ラドスケールの構造的特徴

出典:デプス様

ご覧いただければお分かりのようにラドスケールはノーズアイ(鼻アイ)で、その特徴的なアゴの形状で水を掴んで押しのけるようにアクションをします。
浮き姿勢は直立に近い垂直浮きで、お世辞にもスケーティングが得意なボディ構造をしているとは言えませんし、ドックウォークの幅自体もかなりタイトなものになっています。

さらにボディ内に内蔵されるウエイト兼ラトルボールは、重心移動の役目もあるためか、かなり自由度が高い(アクション中にガンガン動いてしまう)ので、ウエイトが安定せずにますますドックウォークをさせにくい仕様になっていて、操作の難易度を跳ね上げる要因の一つとなっています。

おそらく、いろいろなギミックを仕込んで一つのルアーで多彩なアクション再現させる為、あえてこの様にピーキーなセッティングを意図しているのだと思います。ラドスケールは操作が難しい、動かし方がイマイチ分からない。などの評判を良く耳にしますが、この様な理由で操作には少しコツのいる、上級者向けのペンシルベイトと言えます。

水を掴むフェイス形状

ラドスケールの印象を決定付ける、大きく、独特な形状のアゴはこのルアーの最も特徴的な部分で、ドックウォークさせると大きく水を押し、ラインをはじく様なロッドワークではポッパーのように前面にスプラッシュを飛ばす事も出来ます。

面白いのはただ巻きをした時のアクションで、リーリングするとアゴの部分で水を掴み、左右へフラフラと蛇行します。この時に先ほど触れた自由度の高いウエイトが内部で移動する事で、非常に不規則な動きを見せます。

独特のラトル音

デプスのルアーには独特のラトル音を持っているモノが多数存在します。

ルアーの内壁が”洗濯板”のような波状になっていて、大型のラトルボールが移動する際に「ジョロ・・」という様な音を立てます。この音がとてもバスに効果的で、ラドスケールをアクション中にポーズを入れて垂直の浮き姿勢に体制を変える時、ラトルが後方に移動してこの音が出るので、意識してポーズを挟んでラトル音をアクションのすき間に入れてあげることでグッとストライク率を上げることが出来るようになります。

様々な小技を再現出来るボディバランス

ラドスケールの操作は決して簡単ではありませんが、操作性を犠牲にして獲得した様々な技を持っています。

一つ一つを説明すると膨大な量になってしまうので割愛しますが、ラドスケールが持っているアクションの中にはこのルアーにしかない独特のアクションもあり、状況に応じてアクションを使い分ける事が出来れば、ラドスケール一本でかなり広範囲の状況をカバー出来る性能を有しています。

ラドスケールを使った個人的感想と活躍する場面

ラドスケールを使った感想は、かなり操作が難しい部類のペンシルベイトであるということですね。正直なところ、初心者の方にはあまりオススメ出来るルアーではありません。このルアーには製作者からの明確な意図というかコンセプトが存在していまして、アングラーがしっかりとその意図をくみ取ってルアーを操作しないと、まともに動くことのないつまらないルアーになってしまいます。

動かし方のコツと言いますか、ポイントを一言でいうのならアングラーはラドスケールをアクションさせる時、常にウエイトの位置をイメージし、ロッドワークでラドスケールがバランスを崩したり、ウエイトが大きく移動しないように操作すると言った感じでしょうか?

常に一定の姿勢を保つようにアクションさせてあげるのがキレイに動かすコツと言えます。

このルアー効果的なシチュエーションとして考えられるのは、バスがオイカワやハスなどの大型のベイトを追ってスクーリングしているような時に非常に有効です。

111mmというボディサイズは決して大きいわけではなく、どちらかというとナチュラルアピールで小技の効く食わせ系ペンシルベイトに分類されるルアーですが、ラドスケールには特徴的な水押しと前面に押し出すスプラッシュがあります。6月以降の初夏に水面を意識しているオイカワのサイズや動きにアクションを合わせてあげると、他の追従を許さない釣れっぷりを発揮します。

出典:デプス様

先生
先生
ラドスケールは状況対応能力が高いペンシルベイトにですが、使い手を選ぶルアーでもあります。

まとめ

ラドスケールにフォーカスしてお届けしたルアーインプレッションはここで終了となります。

ラドスケールがいったいどんなペンシルベイトなのかお伝えする事が出来ましたでしょうか?

使いこなせば最高の武器になる。

確かにそのコンセプト通りのペンシルベイトではありましたが、クセが強く操作が難しい上級者向けのペンシルベイトと言えるでしょう。

しかしながら、ラドスケールにはとても広い状況に対応出来る懐の深さと独特のアクションがあります。

もしも皆さんが自身のバス釣りを次のステップにステップアップさせたいと思うのであれば、ラドスケールに挑戦し、味方にしてみるのも面白いかも知れませんね。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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