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O.S.P ブリッツDR 実釣インプレッション!

細部を磨き上げた高い完成度はシリーズ随一!
クセが無い使用感はあらゆるシーンで活躍出来る超絶優等生!!

元トーナメンター兼フィールドテスターのちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回はO.S.Pがリリースする高性能システムクランクの末弟であるブリッツDRリリース以降、各地で高い評価を受けているこのルアーの特徴と本当の実力を解説していきます。

Contents

O.S.P ブリッツDRのスペック

Length : 53.0㎜
Weight : 11.0g
フローティング
Hook  :#6×2
カラー :19色

使いやすさ
実釣性能
おすすめ度

先生
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リリース以降高い評価を受けるブリッツシリーズの最新モデルであるブリッツDR。年間を通して有効となるレンジをストライクゾーンに持つ大本命モデルの実力とは!?

O.S.P ブリッツDRの構造と外見の特徴

ここではブリッツDRの主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。

リップの形状

ブリッツDRはオリジナルやMRに採用されていたサーキットボード製のHPスラッシュビルを採用せず、水の掴みとスナッグレス性能にフォーカスし、先端をややワイドにしたラウンドベースのリップを採用しています。ボディのサイズに対して非常にバランスの取れたリップサイズは、高いトータルバランスが持ち味となっており、先端をややワイドに、フラットにすることで、様々なストラクチャーに対して強い耐性を持つと同時にハードボトムでも横倒れしにくく、前方に倒れこむような回避姿勢でストラクチャーをかわします。また、ダイビングクランクとしては珍しく、ウォブルをメインとするアクションはデッドスローリトリーブでも振動が手に伝わりやすく、水中の状況をしっかりと伝えるとともに、その優秀なアピール力で広範囲を効率良くサーチする事が可能となっています。

リップの角度

ブリッツDRのリップ角度はダイビングクランクらしい、かなり水平なセッティングとなっています。空気抵抗とスイム時の姿勢を重視したリップ角は、水を良く掴み素早い初動とレスポンスが特徴的ですが、不要な水はしっかりと逃がす構造のため小気味良い使用感とは裏腹に長時間の使用でも苦にならない絶妙な使い心地を実現しています。また、設定された潜行レンジは12℔ラインで3mちょっと、ラインを細くする事で最大3.5m程度までダイブする能力を有していますが、実釣有効レンジは3m以内と考える方がスマートと言えます。足元からしっかりとした水深のあるオカッパリでのシチュエーションはもちろん、ボートでも使いやすいセッティングは、様々なシーンで活躍する機会も多く、通年を通して安定した実績を誇ります。

ボディ形状

ブリッツシリーズの代名詞と言えるハニカムスーパーHPボディをベースに、フラッシング効果と水押しを上手にミックスさせたこだわりのセミフラットボディは、ローポジションに固定したタングステンウエイトによりワイドでハイレスポンスなアクションを実現。高い浮力はアクションのみならずスナッグレス性能の向上にも貢献し、大胆な軽量化と強度を両立しながらもボディバランスを徹底的に煮詰めたセッティングは、固定重心ながら同クラスクランクの中でもトップクラスと同等の数値をマークするほどのキャスタビリティーを実現しています。

O.S.P ブリッツDRの特徴と長所

ブリッツEX-DR(上)と今回の主役ブリッツDR(下)ボディサイズはほとんど同一ながらもコンセプトの違う両者は、リップセッティングも大きく異なります。

ここではブリッツDRが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

他の同クラスクランクよりも小型ながらトップクラスの動力性能

3mレンジを主戦場とするクランクベイトには求められる要素が多く、ついついボディは大型化しがちですが、ブリッツDRは一般的なシャロークランクとほぼ同サイズのボリューム感。わずか50㎜ちょっとのボディレングスで3mレンジに到達可能な性能はそれだけで非常に強力な武器となり、状況によっては通常のクランクベイトに反応しきらないセレクティブなバスを次々とバイトに持ち込める力を秘めています。また、小さいながらもしっかりとしたアピール力を持つウォブルメインのアクションは、中層のオープンウォーターを攻略するよりも、ストラクチャーやボトム変化にコンタクトさせる使い方で真価を発揮します。

根掛かり知らずの高いスナッグレス性能

ブリッツDRはカバーに強いワイドなリップと高い浮力で、非常に優秀なスナッグレス性能を有しています。リーリングと止めれば浮き上がってオートマチックにストラクチャーをかわしてくれるのはもちろん、しっかりと手元に届く使用感は違和感を感じやすく、ルアーの状況やボトムの変化を明確にインフォメーションする力を持っています。また、極端に完成度の高いボディバランスは、単純に物理的なスナッグレス性能もズバ抜けて高く、ただ巻き続けるだけでも、レイダウンやオダなどの沈み物からゴロタやブレイクなどの地形変化まで、ハイレベルに攻略する事が出来ます。

3mダイバーとしてはほぼ完璧なスペック

ダイビングクランクに求められる性能をほぼ理想的なバランスで内包するブリッツDRは、良い意味で突出するような特性やクセの無い高い完成度が魅力的なクランクベイト。長い期間熟成されたブリッツシリーズの最高傑作とも言える究極のボディバランスは、正直なところ欠点らしい欠点が見当たりません。広範囲を効率良くサーチ出来るキャスタビリティー性能とスナッグレス性能、長時間の使用でもストレスフリーな使い心地は、結果にこだわるアングラーにとって強力な武器になるでしょう。

先生
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非常に高いトータルパフォーマンスと実釣性能を持つブリッツDRはまさにクランク界のスーパーエリートと呼ぶに相応しい完成度。クセの無い使用感をベースに、ダイビングクランクに必要な基本性能を高レベルで持ち合わせています。

O.S.P ブリッツDRの感想と今回のまとめ

ブリッツDR特有の基本性能の高さとズバ抜けて優秀な実釣性能をしっかりと引き出してあげれば、タフと言われるメジャーフィールドでもグッドコンディションのバスが連発することも決して珍しくありません。

数あるブリッツシリーズの中でも個人的に一番のお気に入りとなっているのが、実は今回紹介したブリッツDRだったりします。リリース以降第一線で活躍し、様々なモデルへ派生した同モデルの中でも、リップサイズやボディのボリューム、ウエイト設定等、抜群のトータルバランスと完成度を誇るブリッツDRは文中でも触れたように欠点らしい欠点が見当たりません。また、このクランクがメインとする3mレンジと言うのは通年を通してキーとなりやすいレンジながら、意外にも優れたクランクが少ないのも事実。ブリッツDRの登場は今後のミドルレンジ攻略において大きな変化をもたらす存在となるでしょう。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


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