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デュエル  ハードコアロングビル 90SP ルアーインプレッション

奇抜なルックスに隠された確かな実釣性能!
コアなアングラーから根強い人気を誇る実力派ロングビルミノー!!

3月に引退する児島玲子さんとは何度か同船したことのあるちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的な構造や形状、実際に使用した感想と、独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説しています。今回は、隠れた名作として知られるロングビルミノー、デュエルのハードコアロングビル90SPを掘り下げていきます。

Contents

ハードコアロングビル90SPのスペック

Length : 90mm
Weight : 12g
サスペンド
Hook  :#6×2

先生
先生
デュエルのハードコアシリーズは特徴的な見た目から好き嫌いが分かれやすいデザインですが、ルアー自体はどれも高性能なものばかりで、日本よりも海外から非常に高い評価を受けています。

ハードコアロングビル90SPの構造と外見の特徴

ハードコアロングビル90SPの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルを解き明かしてみましょう。スペック上は特に代わり映えが無い様に思えても、このルアーは他のルアーには無い強烈な個性と特徴を持っています。

リップの形状

ハードコアロングビル90SPは”ニューフリクションリップ”と呼ばれる独自のリップを搭載しています。形状としては中心部分は幅広で水を掴みやすく、付け根部分は細くなっていて水が抜けやすいリーフ型になりますが、ステーを介してリッププレート部とボディ本体を完全に切り離した事でわずかな抵抗をつかみ余分な水流を逃すこのリップは「急速潜行性能」と「驚異的な水中運動性能」の両立を実現。スライディングダートやキックバックも簡単に繰り出す事が出来ます。

リップの角度

リップの角度は水平に近く、ボディカーブに沿うような角度にデザインされています。リップで受けた水流はボディ上部に流され、スイム姿勢を安定させる働きがあります。このルアー最大の特徴でもある潜行深度はなんと3.5m+αに達し、このボディサイズのロングビルミノーとしては圧倒的な潜行能力を誇ります。

ボディ形状

ハードコアロングビル90SPのボディシェイプは細身で水の抵抗を受けにくく、逃がしやすい形状ながらも全長90ミリと大き目のボディサイズでアピール力も高く、ビッグレイクでの実績も高い仕様となっています。ニューマグネット重心移動システムと呼ばれる磁石式の重心移動システムは圧倒的なキャスタビリティーとアキュラシーを持ち、高いレスポンスで素早く立ち上がる固定重心の長所を併せ持っています。

ハードコアロングビル90SPの特徴と長所

ここではハードコアロングビル90SPが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

圧倒的な使いやすさとロングキャスト性能

ハードコアロングビル90SPは極めて高い障害物回避能力を備えているため、ゴロタ石や消波ブロックエリア、底質の固い場所はもちろん、ウィードエリアまで幅広く使えて活躍する場所を選びません。ボディ内部に搭載されたマグネット式の重心移動システムのおかげでキャスタビリティーも申し分なく、ストレスの無い使いやすさが最大の魅力となっています。

最大3.5m+αまで到達可能な潜行能力

90㎜のレングス、細身のボディを持ったロングビルミノーで最大3.5m+αまで潜れるルアーというのは意外と少なく、本来ならばディープクランクかワームの釣りが活躍するステージに、このサイズ感のルアーが到達するということだけでも十分に釣れる要素となります。

また、このルアーが持つ圧倒的な飛距離と潜行力は、シャローエリアやミドルレンジでもプロダクティブゾーンを長く取り、効率良くサーチするのに適しています。

ダートやキックバックも出来るハイレスポンスボディ

重心移動システムを搭載しているにもかかわらず、ダートやキックバックなどの小技が出来る部分も、このルアーの特徴です。ただ巻きやポンプリトリーブなど、メインの使い方の他に様々なアクションに対応可能ということは、このルアー一つで幅広い状況やシチュエーションに対応出来る事になり、それだけでも優秀なロングビルミノーである証明になります。

先生
先生
ハードコアロングビル90SPは良く飛び、良く潜り、良く動く。ロングビルミノーとしての3拍子が揃ったルアーです。様々な要素をバランス良く持っている特性は、シチュエーションや状況を選ばず、本当にどこでも良く釣れます。

ハードコアロングビル90SPの感想と今回のまとめ

ハードコアロングビル90SPは昔からコアなアングラーにファンが多く、釣れるルアーとはどんなものなのか?を良く知っている方が多用しているイメージがあります。

このルアーは他のロングビルミノーと比べ、特に目立った特徴やアピールポイントが無く、奇抜なデザイン以外特徴らしい特徴がないので、「なんでこんなに良く釣れるんだろう?」と理由が分からずに不思議に思ってしまう事が多いルアーの代表格となっています。このルアーが良く釣れる秘訣は、アクションもアピール力も使いやすさも高次元で、トータルのバランスが非常に高いところにあります。飛距離でもアクションでも、一つのカテゴリーでは一番にはなれないけど、どのカテゴリーでも必ず3位以内には入っている。そんな感じでしょうか。

昔はデュエルの海外ブランドであるYO-ZURIからラインナップされ、並行輸入されたハードコアロングビル90SPをたくさん見かけましたが最近は店頭で見かけなくなりました。

最新ルアーのきれいな見た目やカッコ良さに騙されず、本質を見抜けるしっかりとした目を養いたいものですね。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


※詳細なカラーラインナップや価格は上記のAmazon、楽天のリンクからご確認ください。

ジャーク主体のロングビルミノーにはジャークベイトタックル、ただ巻きやポンプリトリーブ主体のクランキンミノーにはクランクベイトのタックルがマッチします。

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