ルアーインプレッション PR

高いスナッグレス性能を活かしてボトムをえぐれ!! ジャッカル ノッキンジョー 実釣インプレッション!

元トーナメンター兼フィールドテスターのちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回は冬の定番とされているメタルバイブに新しい特性を組み込んだ意欲作、ジャッカルのノッキンジョーを実釣で使い込んできました。このハードベイトが持つその特徴と本当の実力を解説していきます。

Contents

ジャッカル ノッキンジョー(3/8oz)のスペック

Length : 52㎜ 
Weight : 3/8oz(10.5g) 
Hook : SD-36ダブルフック#8×2 
カラー :10

使いやすさ
実釣性能
おすすめ度

先生
先生
特徴的なルックスと明確なコンセプトを持って登場したノッキンジョー。数あるメタルバイブの中でも異色と言える特化型ハードベイトの実力とは!?

ジャッカル ノッキンジョー構造と外見

ノッキンジョー最大の特徴と言えば大きく突き出した下アゴを中心としたフェイス周り。しっかりと水をつかむ独特な形状は、高いスナッグレス性能はもちろん、メタルバイブとは思えないほどスローリトリーブでもキッチリアクションします。

ここではノッキンジョーの主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。

ウエイト形状

ボトムノックでの攻略をメインとするノッキンジョーは、フロントヘビーとなるよう腹部よりもヘッド部分にウエイトが集中するようにデザインされています。これにより前傾姿勢でのアクションを基本とするスイム姿勢は、最大の特徴である下アゴからボトムにコンタクトしやすく、その特性を十分に発揮するようになっています。

ヘッドの角度

リフト&フォールよりもストレートリトリーブによるアクションを想定しているノッキンジョーのヘッド形状は、ほぼ水平に近いセッティング。タテ方向よりもヨコ方向のアクションをメインとする場合は、先端側のボディ面積をやや大きく取った方がアクションに安定感が生まれます。特にノッキンジョーのようなボトムノックやストラクチャーにコンタクトさせる前提のルアーにとって、ボディバランスの破綻は即根掛かりに直結するのも事実。独特のヘッドデザインには、このような小さい工夫が随所に散りばめられています。

ボディ形状

極薄のメタル素材をメインとしたノッキンジョーのボディ形状は非常にメリハリのあるデザインとなっています。ウエイトをボディ前半に集中させる事でアクションのレスポンスの向上を図ったセッティングは、独特のヘッドデザインと相まって通常のメタルバイブでは考えられないほどのスローリトリーブでもしっかりとしたアクションを実現。極端に高いスナッグレス性能を活かしたスローな展開は、低水温期でボトムに張り付いたバスにさえ口を使わせる力を持っています。

ジャッカル ノッキンジョーの特徴と長所

個人的にメタルバイブでフェイバリットとしているのは、コットンキャンディーなどのホワイトベースにピンクの差し色が入ったカラー。数々のタフコンデションを乗り切ってきたノッキンジョーにもこのカラー理論は通用します。

ここではノッキンジョーが持つ大きな特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

メタルバイブの中では断トツのスナッグレス性能!!

特徴的なフェイスデザインを持つノッキンジョーは、何よりも優れたスナッグレス性能が魅力的なメタルバイブ。ボトムノックでの使用をメインとした作りはクランクベイトさながらのスナッグレス性能で、低水温時や急激な濁り、水質変化などタフな状況でバスをストックしやすいストラクチャーをなめるように攻略する事が可能となっています。また、根掛かりの多いメタルバイブにおいて、半オートマチックに根掛かりをかわせる特性はエキスパートはもちろん、ビギナーにも結果を出しやすい設定となっており、タフコンディションを攻略する奥の手としても有用です。

ボトムノックに特化したボディバランス!

極端なフロントヘビーと低重心を誇るノッキンジョーは、非常に安定したボディバランスが目を引くメタルバイブとなっています。ボトムやストラクチャーへコンタクトし続けるような状況でもバランスを崩さずにオートマチックに根掛かりを回避する特性は秀逸のひと言。特にゴロタやリップラップなどのハードボトムに対しては唯一無二となる強さを発揮するので、そのようなエリアを攻略する機会の多い場合は他のメタルバイブよりもノッキンジョーを優先して用意するように心掛けましょう。

スロー~ハイスピードでもしっかり動く!

コンパクトなボディに見合わないヘビーウエイトな設定で、キャスタビリティー性能とリアクション効果を狙ったメタルバイブは、その特性上ある程度のリトリーブスピードでなければしっかりとアクションしないモノがほとんどでした。しかしながら今回紹介したノッキンジョーは特徴的な下アゴが水を受け、よりスローなリトリーブスピードでもアクションさせる事が可能となっています。メタルバイブが活躍するタフな状況下では、総じてバスもスローになっている事が多く、ノッキンジョーのボトムクロールとスローな動きはこのような状態のバスに効果てきめん。ノッキンジョーでしか獲れないバスは確実に存在します。

先生
先生
ボトムノック性能を磨き上げ、特化した実釣性能を持つノッキンジョー。高いスナッグレス性能を活かしてボトムをスローリトリーブすれば、結果が自ずとついてきます!

ジャッカル ノッキンジョーの感想と使い方 まとめ

他のメタルバイブでは替えの効かない大きな特徴を持つノッキンジョー。リフト&フォールに疲れたなら、ゆっくりとボトムを探ってみるのも低水温きには非常に効果な戦法です。

特に低水温期など、メタルバイブの活躍する状況下では、ボトムを基準として動く事の多いバス。必然的に動きもスローとなってアグレッシブさに欠ける状態のバスをキッチリ攻め切るために、ボトムノックは非常に有効な戦略と言えます。抜群のキャスタビリティー性能で広範囲を効率良くサーチ出来るメタルバイブにとってボトム攻略に特化した性能は相性の良く、理にかなった作りと言えますが、メタルバイブには根掛かりに弱く、ゆっくりとリトリーブ出来ない弱点も少なからずありました。その様な側面から今までは通常のバイブレーションとメタルバイブで使い分ける必要がありましたが、ノッキンジョーの登場以来、メタルバイブの守備範囲は確実に広がったと言えるでしょう。驚異的なスナッグレス性能とスローリトリーブ適性はボトム攻略の特化性能をさらに強化し、ボトムに張り付いた低活性なバスをかんたんにバイトさせることが出来ます。通常のバイブレーションではバイトさせきれない。他のメタルバイブでは攻め切れないバスを唯一射程圏内にとらえる事の出来るハードベイト、それがボトム攻略に特化したノッキンジョー最大の強みと言えるでしょう。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

※詳細なカラーラインナップや価格は上記のAmazon、楽天のリンクからご確認ください。


★メタルバイブに関する記事はコチラ★

厳寒期の切り札!おすすめバス用メタルバイブレーション3選とその使い方アングラーの技量が一番試される季節、冬。 なかなか釣果には恵まれず、プロのアングラーでもノーフィッシュが日常茶飯事な時期なのでオフ...
冬バス攻略の救世主! レイドジャパン レベルバイブ ブースト 実釣インプレッション!元トーナメンター兼フィールドテスターのちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナ...
タフコン時の切り札!最強のバス用スピンテールジグおすすめ5選とその使い方マンズのリトルジョージに端を発し、低水温期やタフコンディション時に出番の多いイメージが強いテールスピンジグ。 どちらかというとフォ...
こちらの記事もおすすめ!