このページでは前回に引き続き8月に活躍する鉄板ルアーを3つに絞ってご紹介します。
8月のオススメ3選。と銘打ってはみましたが蓋を開けてみましたらどれも通年を通して活躍する基本性能の高いルアーばかりになってしまいました。皆さんのタックルボックスの中にもすでにスタメンとして常備されているルアーがあるかも知れませんね。
8月の釣りは前回の記事でもお話しさせて頂いた通り、「先ずは場所ありき」になってしまいますがこれから紹介する3点は今の時期、狙ったポイントのポテンシャルを最大限引き出せる力を持ったルアーになりますので次回の釣行時にタックルボックスの隅に忍ばせてみてはいかがでしょうか。
Contents
オススメルアーその1 ゲーリーヤマモト ファットイカ
上がオリジナル、下はベビー。オリジナルの方はフック#4/0を使用
オススメルアー堂々の第一位は元祖バックスライド系ワームのファットイカになります。
今さら説明の必要性を感じないほど有名なワームで、現在はオリジナルの他にカバー特化型で塩の含有量が少ない「カバー」とオリジナルよりシルエットの小さな「ベビー」の3種類がラインナップされています。皆さんの使うシチュエーションやフィールドの状況によって上記した3種類を使い分けて頂ければと思いますが、今回はオリジナルをメインに説明します。
扱いやすいウエイトで飛距離抜群
ファットイカは自重が約12gもあり、基本的にはノーシンカーで使用します。
その自重とパーツの少なさからノーシンカーでも容易に飛距離を稼ぐことが可能性で、やや沖のストラクチャーであってもノーシンカー特有のゆっくりしたフォールで誘う事ができます。写真にもある通りいわゆる「逆付け」と言われるフックセットをするのが一般的で、一見「あまり釣れなそう」に見えるのですが1度使用すればその実力を認めざるを得ないでしょう。多くのフォロワーを生み出しているのも納得できると思いますよ。
カバーの奥に侵入する驚異のバックスライド性能
ファットイカの驚愕性能は飛距離だけではありません。前述した自重の重さで正確なキャストも容易でパーツの少ないボディ形状はカバーに対するすり抜け性能も秀逸、こちらの使い方の方がむしろこのルアーの王道の使い方になります。
また、このワームの最大の特徴でもある「バックスライド」は狙ったカバーないしストラクチャーに対して奥に滑り込むようにフォールするのでカバーの最奥で油断している魚にも効果覿面です。
オススメルアーその2 リアクションイノベーションズ スモールビーバー
上がオリジナル4.2インチスィートビーバー、下が今回の主役3.5インチスモールビーバー
初心者の方はあまり聞きなれない名前かも知れませんがこちらのワームは本場アメリカでは絶大な人気を誇るフィリップベイト、スィートビーバーの弟分に当たるワームになります。
とっつきにくそうな見た目をしていますが、その実力は折り紙つき。こちらではスモールビーバーの持つ潜在能力の高さと魅力をご紹介いたします。
カバー打ちワームとしてパーフェクトなスペック
スモールビーバーはノンソルティーで耐久性が高く長い時間ストレスを感じずに釣りに集中する事ができ、無駄なパーツを極力省いた扁平なボディ形状で抜群なすり抜け性能を有します。サイズの割にコンパクトな見た目ですが逆向きに設けられたリブと大きなパドルテールでアピール力は抜群。センター部分にあるスリットのおかげで高いフッキング成功率を誇ります。
何と言っても単純に釣れる、オススメカバー撃ちワーム
ちかみや自身カバーの釣りは大好きで、今まで多くのワームを使用して来ました。
それこそ誰もが1度は聞いたことがあるような有名所のワームや大手メーカーがリリースした革新的なギミックを持った物など、マーケットで売られている大体の物は試してきたつもりですが、その中でも圧倒的な性能と実釣能力で生き残ってきたのがこのワームでした。特に今回紹介したスモールビーバーはわざわざ日本の為にオリジナルをリサイズして作られた物なので、1度は使用してみる事をオススメします。
オススメルアーその3 メガバス POP-X

8月にオススメしたいルアー、最後の1つはみんな大好き「ポップX」になります。
ほとんどの人に「もう持ってるよ」と言われてしまいそうですがこちらルアーの特徴となぜ釣れるのか?をご説明しますしたいと思います。
ポッパーとしての基本性能が高い
ポップXは何と言ってもポッパーとしての性能が高いです。
64mm,1/4ozというボディサイズは他のポッパーと比べると小柄な部類に入りますがポッパーに要求されるほぼ全てのアクションをアングラーの操作1つで演出する事ができます。ドックウォーク、ポッピング、スプラッシュ、スピット。状況に応じて様々なアクションに対応できるため釣果につながりやすいです。
適度なアピール力で魚をバイトに持ち込める
ポップXはポッパーの中でもかなりアピール力の弱い部類に入り、これはポップXの最大の特徴とも言えます。この時期はオイカワや小型のブルーギルなどのベイトの他に虫やカエルを捕食していることが多くそう言った場合にポッパーは威力を発揮します。
ただしこの時期のバスは高水温でタフってることが多く、アピール力が控えめなポップXはキラーベイトに非常になりやすい特徴があります。
8月のオススメルアー まとめ
いかがだったでしょうか?
ちかみやがオススメする8月のキラーベイト達。いずれのルアーもちかみやの長い経験の中でライバルルアーからちかみや1軍の座を守り続けてきたツワモノばかりです。やや定番化しているルアーが多かったものの、裏を返せばそれだけ多くの人々に結果をもたらしてきた優秀なルアー達とも言えます。
8月という時期はいろいろな面で非常に厳しい時期ですが、いろいろな発見が出来る時期でもあります。クーラーのきいた部屋から出るのは覚悟がいりますが涼しくなった時間帯を見計らってフィールドに出てみるのはいかかでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。