優秀なキャスタビリティーと高い潜行能力はカテゴリートップレベル!
大幅な仕様変更で戦闘力を強化したディープレンジ最強のダイビングシャッド!!
自宅でナマズを飼って3年目のちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的な構造や形状、実際に使用した感想と、独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーをインプレションしています。今回は優秀なキャスタビリティーと高い潜行能力が非常に印象的な実力派シャッド、O.S.PのハイカットDRの特徴と強みを個人的な解説を交え、紹介していきます!
Contents
O.S.P ハイカットDRのスペック
Length : 60.0㎜
Weight : サスペンド5.6g、フローティングは5.4g
Hook : #10×2
カラー26色(フローティングは17色)
O.S.P ハイカットDRの構造と外見の特徴
ここではハイカットDRの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルをひも解いてみましょう。驚異的なキャスタビリティーと潜行能力を誇るハイカットDRには、様々な最先端ギミックが多数搭載されています。
リップの形状
オリジナルのハイカットとほぼ同じ形のリップ形状は、クセのない独自のラウンドリップとなっています。オリジナルよりも2㎜延長されたリップは高い潜行能力を持ち、先端が尖ったリーフ型と比べて高い復元力と安定性を作り出すこのリップは連続ジャークでも一定のレンジをキープして左右にダートしやすくセッティングされています。しっかりとした幅を持つリップデザインは泳ぎ出しも早いので水を効率良くつかみ、スローリトリーブでもハイスピードリトリーブでもナチュラルで安定したアクションとしっかりとした使用感をアングラーに伝えてくれます。
リップの角度
出典:O.S.P様
リップの角度はオリジナルのハイカットとほぼ同じで水平に近く、ボディのカーブに沿った角度にデザインされています。ロールアクションを作り出す水平なリップ角は高い潜行能力を持つハイカットDRでも巻き抵抗が軽く、ただ巻きに特化してオープンウォーターでの使用をメインにしたシャッドにとっては理想的なアクションを作り出す角度になっています。リップで受けた水は背中方向に抜けるように作られているのでアクション時の安定感が増し、高いバイト誘発力を誇るスイム姿勢と直進安定性を確保しています。
また、このルアー最大の特徴である潜行性能は4℔ラインで3.7mを誇り、ミノーよりのシャッドとしては他のシャッドには無いダントツの潜行能力となっています。ベイトフィネスで良く使われる8℔ラインではオリジナルモデルのハイカットと同等の潜行深度MAX2.7mまで潜る事が可能。今まで攻める事の出来なかったディープレンジを攻める事の出来る唯一のシャッドとなっています。
ボディ形状
オリジナルと同様のスレンダーでシャープなボディのハイカットは、本物のベイトフィッシュに近いシルエットでタフコンディションに強い特性を持っています。非常にナチュラルでハイピッチなアクションは何も無いオープンウォーターでのバイト誘発力に優れ、ネオジム磁石を使用し、2つのウエイトボールの搭載したマグネット式の重心移動システムと飛行姿勢を安定させる後方固定ウエイトを追加することで、小型シャッドとは思えないような圧倒的な飛距離を叩き出します。
O.S.P ハイカットDRの特徴と長所
ここではハイカットDRが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。
高い実釣性能を誇るオリジナルゆずりのナチュラルアクション
オリジナルのハイカットから大幅に内部構造を変更したにもかかわらず、オリジナルゆずりの極めてナチュラルでライブリーなタイトアクションはハイプレッシャーやタフコンディションに強く、オープンウォーターをただ巻きしているだけでもバスをバイトさせるだけの高い実釣性能があります。オープンウォーターでベイトについているバスは非常にセレクティブでルアーのシルエットやサイズにうるさく、小さな違いでもバイトしないことがありますが、ハイカットDRは徹底した作り込みとアピール力とアクション調整でこれをクリア。他のシャッドでは到達できないディープレンジで発揮されるシルエットの小ささとナチュラルなアクションが作り出す高い食わせ能力は、ハイカットDRだけが持つ特別な性能と言えます。
最大3.7mに達する圧倒的な潜行能力
このルアー最大の特徴である4℔ラインで3.7mに到達する潜行性能は、他のシャッドには無いハイカットDRだけの特徴となります。3.7mまで潜れるシャッドというのはいくつかありますが、ハイカットDRのようにタイトでナチュラルなアクションを持ったシャッドでここまで潜れるシャッドというのは他にありません。バスがセレクティブになりやすいタフコンディション下ではこの特徴がとても大切で、特にバスのレンジが下がりやすい低水温期では必須の性能と言えます。状況によってはハイカットDRでしか釣れないシチュエーションも数多くあり、実釣性能の高いタイトなアクションと潜行能力を持ったハイカットDRはシャッドが活躍するタフコンディション時になくてはならない存在となるでしょう。
クラストップを誇る抜群のキャスタビリティー性能
小さなボディの中に高性能なマグネット式の重心移動システムを持つハイカットDRは非常に高いキャスタビリティー性能を持っています。おそらくは60㎜サイズのシャッドの中ではトップのキャスタビリティーです。
O.S.Pのハードベイトといえばアクションを優先した固定重心モデルが多いですが、ハイカットDRは固定重心を採用したオリジナルのハイカットと比べてもほとんど変わらないアクションレスポンスを持っています。また、シャッドのように小型のハードベイトはボディが小さいので複雑な内部構造を搭載しにくいのですが、O.S.Pは高い技術力でこの問題を解決しています。
深いレンジまで潜るルアーはキャスタビリティーが高ければ高いほど、一度に探れる範囲も広がり釣果につなげやすくなるので飛距離というのはとても大切なファクターになります。
キャスタビリティーの高さ=性能の高さと言えるくらいキャスタビリティー性能が重要なダイビング系シャッドにおいて、キャスタビリティー性能トップの実力を誇るハイカットDRはシャッドとしての性能もトップクラスのルアーと言えるでしょう。
O.S.P ハイカットDRの感想と今回のまとめ
様々なシャッドを使っているちかみやですが、ハイカットシリーズは最も使用する事が多く、信頼を寄せているシャッドになります。
特にバスが小さなベイトを追う事の多くなる秋~春先の低水温期は非常に効果的で、今回紹介したハイカットDRはバスのレンジが下がる晩秋以降絶大な強さを誇ります。
ただ巻き性能に定評のあるハイカットDRですが、バスがスローな状況では軽いトゥイッチ&ポーズやストップ&ゴーなどもとても有効で、フローティングモデルのライズアップアクションは秋口のサスペンドバスに効果的。状況やシチュエーションに応じて各モデルを使い分けると釣果につながりやすいでしょう。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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