ルアーインプレッション PR

ラッキークラフト スレンダーポインター ルアーインプレッション

動きを抑えたダートアクションが光る!!
アメリカ生まれの隠れた実力派ミノー!

アメルアーが大好きなちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的なルアーの構造と形状、実際に使用した感想と独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説しています。今回はラッキークラフトU.S.Aが対スモールマウス攻略のために作り上げたスレンダーポインターについてインプレションしていきます。

スレンダーポインターには67㎜、82㎜、97㎜、112㎜、127㎜、と、5種類のボディサイズがありますが、今回はオリジナルモデルである112㎜モデルにフォーカスし、インプレッションしていきます。

先生
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ポインターといえば、同社の名作ミノー”ビーフリーズ”の輸出モデルの名前です。スレンダーポインターのボディサイズ設定がみんな微妙な数字なのはアメリカンコンセプトで作られたモデルだからなんですよ!日本モデルとUSモデルでラインナップされているカラーも違います。

Contents

スレンダーポインター112MRのスペック

 

Length : 112.0㎜
Weight : 15.0g
サスペンド
Hook  : #5×3
カラー :8色

スレンダーポインターの構造と外見の特徴

スレンダーポインターの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルを解き明かしてみましょう。

リップの形状

スレンダーポインターのリップ形状はビーフリーズのリップ形状とほぼ同じで、しっかりと水を掴みやすく設計されていますが、リップの付け根部分がボディとの関係で若干水を逃がしやすくなっており、ビーフリーズと比べるとややロール寄りのアクションになっています。

リップの角度

リップの角度は45°程度で標準的な角度を採用しています。オーソドックスなリップ角度は様々なアクションに対応する事が可能で、ルアー全体を通して非常に潰しが効きやすい性格に仕上げてあります。最大到達深度は1.2~1.5mで場所やシチュエーションを問わず幅広く活躍する事が出来ます。

ボディ形状

スレンダーポインターのボディ形状は元々がスモールマウスをターゲットにしているので、フックアップしやすい3フックシステムとミスバイトを起こしにくいようにジャークベイトらしい細身のボディーシェイプが特徴となっています。適度な水押しとフラッシングを伴うロールアクションのバランスがとても優秀で、バスのみならずシーバスやトラウトなどにも釣果は絶大です。

先生
先生
スレンダーポインターは様々なボディサイズがリリースされていますが、一通り使ってみた結果、112㎜モデルが一番使いやすく、バランスも良かったです。個人的にはなぜかシーバスとイトウの実績が多いルアーでもあります(笑)

スレンダーポインターの特徴と長所

ここではスレンダーポインターが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

適度に抑えられたダート幅

スレンダーポインターのダート幅はビーフリーズと比べ少し小さく、控え目に設定されています。これはスレンダーポインターが開発コンセプトでもある “捕食が下手なスモールマウス攻略”に対応した結果ではありますが、この特徴はバスの動きが鈍い低水温期にも絶大な威力を発揮します。特に低水温期はジャークベイトが最も活躍する季節ですから、その特性はとても理にかなった物になっています。

細身&3フックでキスバイトも絡めとる高いフックアップ率

スレンダーポインターは細身のボディシェイプと3フック搭載で小さなバイトでもフッキングに持ち込みやすくなっています。ジャークベイトが活躍する低水温期はショートバイトが多発する時期でもあります。この時期のバイトはとても貴重なものなので極力取りこぼしがないようにしたいところですが、スレンダーポインターのこの特徴はこんな時に大いに役立ちます。

タダ巻きとトゥイッチ&ジャークに高次元対応出来る

スレンダーポインターの基本アクションはただ巻きに設定されていますが、トゥイッチやジャークにも高次元対応出来ます。固定重心+低重心を採用しているボディバランスはとてもレスポンスが良く、少ない水の抵抗でもしっかりと泳ぎ、ロッドワークに機敏に反応する事が出来ます。アングラーの操作一つで多彩なアクションを演出出来るスレンダーポインターの器用さはこのルアーの大きな武器になっています。

先生
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スレンダーポインターはまるで同社の名作ミノー、ビーフリーズとフラッシュミノーを足して2で割ったような性格と、低水温期にめっぽう強い特色を数多く併せ持っています。オーソドックスな見た目ですが、スモールマウス攻略にフォーカスし、必要な性能を特化させたこの姿がスレンダーポインター最大の魅力ですね。

スレンダーポインターを使った感想と今回のまとめ

スレンダーポインターはLUCKYCRAFT USAの契約プロアングラーがアメリカ北部でスモールマウス攻略のためにトーナメント用秘密兵器として制作要請し、開発がすすめられてきたモデルです。口が小さくアグレッシブなアタックが特徴的なスモールマウスバスをターゲットにするため、フックアップしやすい3フックシステムとミスバイトを起こしにくいような工夫がたくさん詰め込まれています。

また、スモールマウスはラージマウスに比べてよりメリハリを利かせた攻め方に反応を示す場合が多く、基本コンセプトはタダ巻きでの使用となっていますが、トゥイッチやジャークでの誘いでも十分威力を発揮し、ジャークによる激しいダートとただ巻きでのノーマルなアクションという相反する使い方をバランス良く持ち合わせたミノーに仕上がっています。

あまり知られているルアーではありませんが、日本でもコアなアングラーが密かに使っている事の多いシークレットベイトで、意外なほど使用率が高いルアーでもあります。目を引くような派手さはありませんが、使って失敗はないルアーと言えるでしょう。

先生
先生
スレンダーポインターのネックといえば
・意外と流通量が少ない
・逆輸入モデルだからか少しお値段が高いw
というのがあります。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

※詳細なカラーラインナップや価格は上記のAmazon、楽天のリンクからご確認ください。


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