圧倒的なスナッグレス性能とハイアピール&ハイレスポンス!
カバークランクとしての必要性能を高次元で詰め込んだ名作クランク!
カバークランクは基本性能が超大事!と思っているちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回はデプスのリリースする銘作カバークランクであるEVOKE 1.2を実際に使い込んで分かった特徴と、その性質について解説していきます。
Contents
イヴォーク1.2のスペック
Length : 55.0㎜
Weight : 11.0g
フローティング
Hook : RYUGI・ピアストレブルTCコート フロント#6 リア#4
カラー :23色+2(限定カラー)
使いやすさ
実釣性能
おすすめ度
イヴォーク1.2の構造と外見の特徴
ここではイヴォーク1.2の主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。
リップの形状
イヴォーク1.2のリップ形状は、非常にスナッグレス性能の高いワイドなスクエアリップとなっています。ボディの横幅と同じくらいまで大きく張り出した特徴的なリップはリアフックよりもひと回り小さいフロントフックをしっかりとカバーし、様々なストラクチャーをキレイにかわす事が出来ます。水をがっちり掴むリップはシンプルなボディ構造と相まってハイレスポンスでワイドなウォブルアクションを発生させます。
リップの角度
イヴォーク1.2のリップ角度は通常のシャロークランクと同様に、水噛みとスナッグレス性能の両立をはかった角度となっています。他のシャロークランクよりもカバークランクとしての要素が強いイヴォーク1.2は、非常にワイドなリップを持っているので巻き抵抗を考えて少し水平気味のリップが特徴的。そのため水中へダイブする際の潜行角度はかなり緩やかで、最大深度とされる1.2mへ到達させるにはかなりの助走距離を必要とします。
ボディ形状
出典:デプス様
何よりもカバークランクとしての基本性能と、泳ぎ出しの速さを優先したイヴォーク1.2のボディ構造は、最下部に固定ウェイトのみを搭載するシンプルなもの。高い浮力を最大限に活かした作りは障害物を回避した後も素早く立ち上がり、狭いカバーの中でもしっかりとアクションしてカバー内のバスに効率良くアピールする事が可能です。クラストップの高い直進安定性は狙ったストラクチャーをタイトにトレース出来るのでバイトチャンスが増大し、短いストライクゾーンでもその実力を発揮します。
また、固定ウェイトの最大の弱点といわれた飛距離においても、作り込まれたボディ形状とリップ角度で空気抵抗を軽減させ、必要十分なキャスタビリティーを確保。ストレスの無いキャストが可能となっている部分もイヴォーク1.2が高い評価を受けている一因となっています。
イヴォーク1.2の特徴と長所
ここではイヴォーク1.2が持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。
カバーのバスもバイトに持ち込むパワフルなウォブルアクション!
ウォブルアクションを主体としたイヴォーク1.2は非常にハイピッチでアピール力が高く、水の濁りがキツい状況や、バスがカバーにタイトについている時にとても効果的。この特性はカバークランキングとの相性が抜群に良く、カバー周りをリトリーブするだけでバスをバイトに持ち込む力はイヴォーク1.2が優秀なカバークランクと呼ばれる大きな要因と言えるでしょう。
しっかりとカバーをかわせる優秀なスナッグレス性能
根掛かりに強いスクエアリップと、しっかりとした浮力を持つイヴォーク1.2はスナッグレス性能がとても高く、カバーに強い性質を持っています。
特にイヴォーク1.2の持つスナッグレス性能は別次元と言える程で数あるカバークランクの中でもトップクラス。オダやレイダウンなど通常のストラクチャーはもちろん、本来ならばシャロークランクが苦手とするアシやハスなどのベジテーションにも強い特性は特筆に値するほど。バスが付きやすいこれらのカバーやストラクチャーを大胆に攻め込めるということはそれだけ釣果に直結しやすくなり、強烈なインパクトを残すワイドなアクションは、時としてライトリグにさえ反応しないバスをバイトに持ち込む事が出来ます。
短い距離でもしっかりアクションするハイレスポンス設計!
非常にシンプルで浮力の強いボディ構造を持ったイヴォーク1.2は、とてもハイレスポンス。短い距離でもしっかりとアクションするレスポンスは自前のハイピッチアクションと相まって効率良くアピールする事が出来ます。
特にこの設定はカバークランキングとの相性が良く、何らかの理由でバスのストライクゾーンが狭くなっている状態でもバイトに持ち込みやすい特性は、通常のカバークランクでは結果を出しにくいシビアな状況のカバー周りで絶大な効果を発揮します。
イヴォーク1.2の感想とまとめ
イヴォークにはオリジナルの1.2をはじめ、2.0、3.0、そしてマグナムクランクである4.0と種類のサイズがラインナップされています。その中でも今回紹介した1.2はシャロークランクとして最もスタンダードなサイズ感で、どんなものフィールドでも高い実釣性能を発揮してくれます。
非常にハイスペックでカバークランクが必要とする性能を高次元で有しているクランク。
それがイヴォーク1.2のイメージです。
このクランクの特徴でもあるワイドなリップをはじめ、固定重心のボディ構造やひと回り小さなフロントフック、緩やかな潜行能力など一見すると目的がハッキリしないような特性も全ては「カバークランクとしての性能を極限まで高めるためのモノ」で、イヴォーク1.2は「カバー攻略に特化したシャロークランク」となっています。
少し使ってみただけですぐにわかるカバークランクとしての性能は本当に素晴らしく、あのR.C1.5やKVD1.5と近い完成度を感じます。
また、私の知る限りイヴォーク1.2は誰に聞いても評価が高いクランクベイトです。
だれが使っても納得の性能を発揮する特性は、イヴォークが本当に優れたクランクベイトである何よりの証明と言えるでしょう。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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