ルアーインプレッション PR

エバーグリーン ワイルドハンチ8フッター ルアーインプレッション

オリジナル譲りのナチュラルアクションでミドルレンジ攻略!
厳しい状況でもバイトに持ち込む特性はタフコンディションの最終兵器!

ミドルレンジクランクの性能にはこだわりの多いちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回はエバーグリーンのリリースするミドルレンジの雄、ワイルドハンチ8フッターの特徴と性能について解説していきます。

Contents

ワイルドハンチ8フッターのスペック

Length : 60.0㎜
Weight : 16.5g
フローティング
Hook : EGトレブルマジック フロント#5・リア#4
カラー :26色

使いやすさ
実釣性能
おすすめ度

先生
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大人気クランクであるワイルドハンチをベースに、ミドルレンジの攻略に特化したワイルドハンチ8フッター(通称ワイ8)は、クランクらしいしっかりした存在感を持ちながらもアピール力はシャッドのように控え目という非常に個性的なクランクです。

ワイルドハンチ8フッターの構造と外見の特徴

ここではワイルドハンチ8フッターの主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。

リップの形状

出典:エバーグリーンインターナショナル様

ワイルドハンチ8フッターのリップ形状はオリジナルと同様にラウンドに近い形状をしています。ボディがスープアップした分より大型になったリップは、3Dハイパーリップと呼ばれ、非常に水を逃がしやすい特性で、実際に水を受けるのはラインアイ前方の小さなくぼみ部分になります。そのためリップの大きさの割にはかなり控え目でナチュラルなアクションを持ち、リトリーブも軽い特性は長時間の使用しても疲れにくくなっています。

リップの角度

出典:エバーグリーンインターナショナル様

ワイルドハンチ8フッターのリップ角度は水平に近く、リップを抜けた水がそのままボディ上部に流れるような設定となっています。ラインアイは中央よりも前方にあり、しっかりと潜行能力をキープしつつも個性的なナチュラルアクションを引き出しています。

潜行レンジは2.0~2.5m。オリジナルと比べてやや前のめりなセッティングは必要最低限の潜行能力を確保。オリジナルと同じく決して優秀なダイブ性能ではありませんが、狙ったレンジにはしっかりと到達するような設定になっています。

ボディ形状

出典:エバーグリーンインターナショナル様

流れるようなボディデザインと複雑なボディシルエットを持つワイルドハンチ8フッターのボディは、ボディ最下部にタングステン性の固定ウエイトを配置し、クランクベイトに大切な浮力と確保。高い浮力と低重心化を両立したボディは太いラインを背負ってもデッドスロー~ハイスピードまで幅広いリトリーブスピードに対応出来る高い安定感を持っています。

オリジナルよりもひと回り大きくなったボディはウエイトも増加し、キャスタビリティーがさらにアップ。固定ウエイト式のメインウエイトをオリジナルよりもボディ前側に設置することで気持ち前かがみになった浮き姿勢は潜行能力を上がって下のレンジまで潜らせやすく、水圧に負けずにオリジナルゆずりのアクションのままレンジを下げる事に成功しています。

ワイルドハンチ8フッターの特徴と長所

ここではワイルドハンチ8フッターが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

タフコンデションでもバイトに持ち込めるナチュラルアクション!

まるで大型のシャッドのような控え目なアクションとナチュラルなスイム姿勢で、ミドルレンジでも非常に高いバイトを誘発力を発揮するワイルドハンチ8フッターは、他のクランクと比べて圧倒的にタフコンデションに強く、オープンウォーターをただ巻いてくるだけでもバイトに持ち込める特性を持っています。

この特性は他のクランクが苦手とする水がクリアアップした状況やプレッシャーが強く掛かる状況などでとても効果的。急激にタフ化が進む現在のフィールド事情には非常にマッチした特性と言え、中層をただ巻くだけでバイトに持ち込めるほどのバイト誘発力は、バスのコンディションやフィールドの状況を選ばず、常に安定した実釣性能を発揮してくれます。

非常にハイレベルで優秀な使いやすさ

ワイルドハンチ8フッターは確かな使用感と軽い巻き心地、優秀なキャスタビリティーと、ミッドクランクに求められる総合的な性能を高い次元で持ち合わせています。

非常に使いやすい特性は、長時間キャストを続けても集中力が続きやすいので結果として釣果を残しやすく、クランクに限らず名作と呼ばれるルアーには必須の性能となっています。

あらゆる巻きスピードできっちり泳ぐボディセッティング!

バスはコンディションや状況によって反応しやすいリトリーブスピードが変わるので、幅広いリトリーブスピードに柔軟に対応できる能力というのは優秀なハードベイトにとって欠かすことの出来ない性能と言えます。

時として釣果を大きく左右するファクターであるリトリーブスピードですが、ワイルドハンチ8フッターは固定重心による高いボディバランスでデッドスローからハイスピードまでしっかりアクションするのでバスのコンディションに合わせてスイムスピードを調整する事が可能。タックルセッティングやラインの太さにも左右されにくく、どのような状況でも幅広く対応出来るスペックは、必然的に出番も増えるので結果として多くの実績を残す事が出来ます。

先生
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オリジナルと同じく、数々の場面で活躍し実績も非常に豊富な8フッターはエキスパートアングラーの使用率も高く、非常に優秀なクランクと言えます。

ワイルドハンチ8フッターの感想とまとめ

ワイルドハンチ8フッターは、オリジナルと同様にナチュラルなアクションでタフコンデションに強く、だれが使っても実力を引き出せる使いやすさが非常に優秀なミドルランナーです。

ひと回り大きくなったボディはアピール力も上がり、オープンウォーターでのバイト率は相変わらず優秀でウエイト増加によりキャスタビリティーもアップ。ゴロタやリップラップ、沈みオダなど、地形変化由来の背が低いストラクチャー強く、春先のプリスポナー狙いには非常に効果的な一面を持っています。

年間を通してローテーションの一角として使える実力は十分ありますが、急激な濁りなど一定の条件には弱い部分があるのも事実。ハイレスポンスで人気の高いブリッツシリーズや、ワイドなアクションが売りの名作クランク、ボーマーのファットフリーシャッドなど、他の同レンジクランクと使い分ける事でさらにその個性が際立つでしょう。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


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