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ゾディアス168L-BFSってどんなロッド?本格派ベイトフィネスを実釣インプレッション!

驚きのコストパフォーマンスとエキスパートも納得の性能で非常に人気の高い20ゾディアスシリーズ。初心者向けのエントリーモデルとしても優秀なスペックは本場アメリカでの使用も視野に入れた本格的なモノですが、リリースされているラインナップの中にはとても個性的な性格を持ったモデルが数種類存在します。

その中でも20ゾディアス168L-BFSは、ベイトフィネスロッドとして最も基本的なスペックを持っているのでこれからベイトフィネスに挑戦しようと考えている方には気になるモデルになっているのではないでしょうか?

今回はそんなゾディアス168L-BFSを実釣で使い込んできました。その際に感じた個人的な使用感や感想、抱いたイメージを交えてその特徴を皆さんにお伝えしてみたいと思います。

Contents

2020 ゾディアス168L-BFSのスペック

長さ:2.03cm(6.8ft)
継数:2本
仕舞寸法:174.7cm
重さ:97g
適合ルアーウエイト:4~12g
適合ライン(フロロ・ナイロン):6~12ポンド
グリップ長:229㎜
テーパー:FF(エクストラファーストテーパー)

先生
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ゾディアス168L-BFSのスペックを見る限りではベイトフィネスロッドの中でも特に”カバー撃ち”に特化したモデルと言えるでしょう。
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2020ゾディアス168L-BFSの外観とデザインの特徴

全体的なデザイン

旧モデル時代からシリーズを通して採用されるブラックをメインに、アクセントのレッドカラーが入った外観はとてもカッコ良く引き締まったイメージを受けます。コストパフォーマンスを重視したロッドとして初めて採用されたカーボンモノコックグリップは、感度の向上ばかりフォーカスされますが、実際には軽量化したことによってロッド全体のバランスが良くなっています。

グリップの長さ

出典:シマノ様

扱いやすさや使用感、取り回しに影響するグリップ長は229㎜。ダブルでもシングルハンドでも振り切りやすいグリップ長はオーバーヘッドによるロングキャストはもちろん、軽量リグのピッチングにも高いマッチングを発揮します。

ブランク

ロッドの性能を大きく左右するロッドブランクは中弾性カーボンをメインマテリアルにハイパワーXで補強したエキストラファーストテーパーのブランクを採用しています。
全体的にシャープな印象を受けるブランクは適度なしなやかさとパワーを併せ持ち、軽いリグも操作しやすくなっています。

リールシート

出典:シマノ様

コストパフォーマンスを優先しながらもリールシートはシマノの最新型リールシートであるパーフェクションシートXTを採用。独自のカーボン強化素材CI4+を使用しコンパクトで手の小さい方でも握りやすく、ロッドの軽量化にも一役買っています。使いやすいリールシートは感度と操作性が高いのはもちろん、長時間の使用でも疲れにくく、集中力の途切れやすい初心者には強い味方となってくれます。

ガイド

旧モデルで評価の高かったステンレスフレーム+アルコナイトリングのガイドは今回もゾディアスシリーズに搭載されています。必要にして十分な性能を持つ計10個のガイドはマイクロガイドセッティングで搭載されトップガイドはSicを採用。必要な部分にはしっかりコストをかけて高い実釣性能とコストパフォーマンスを両立させている部分は旧モデルと同様でゾディアスが高く評価されている理由となっています。

先生
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2020 ゾディアス168L-BFSの特徴

ここではゾディアス168L-BFS実際に使用して感じた、優れた特徴を3つご紹介します。
このロッドが持つ特性が理解出来ればゾディアス168L-BFSがどのようなロッドなのかイメージしやすくなります。

テストしたルアーの一部。ここに写っているモノ以外にも様々なウエイトと大きさのネコリグやスモラバ、ダウンショットリグやライトテキサス、ジグヘッドやキャロ、ヘビーダウンショット、大型のワッキーリグなどをテストしています。

長めのロッドレングスはカバー攻略に最適!

6.8フィートとやや長めのロッドレングスを持つゾディアス168L-BFSは少し重めのライトリグでカバーを打つ時に非常に使いやすく感じます。

ロッドというのは長ければ長いほどカバーに対して真上からアプローチ出来るようになるので、カバーを抜けやすくなります。また、フッキング時においても力が上方向にかかりやすくなるのでフックアップしやすくなり、カバー攻略において長いロッドレングスはたくさんのメリットをもたらしますが、長すぎるロッドというは操作性とキャストアキュラシーが低下してしまいます。カバー用のロッドというのはこのあたりのバランスが難しいところですが、ゾディアス168L-BFSはどんなシチュエーションでも安定した使いやすさを誇る絶妙なロッドレングスとなっています。

カバーのバスも素早くフックアップ出来る掛け調子のティップ

中弾性カーボンをメインマテリアルとしながらもハイパワーXと専用のマイクロガイドセッティングでとてもシャープな印象のブランクは、エキストラファーストテーパーを採用する事でパワーの伝わりにくいカバー内でもいち早くフックアップすることが出来ます。

また、ファーストテーパーのロッドというのはワームの釣りで大切な操作性も劇的に向上させてくれます。ワームがクネクネとアクションしているのがわかるほど鮮明な感度と操作性はハイプレッシャーになればなるほどその性能を発揮し、集中してアクションを続けることが出来ます。

長時間使用しても疲れない理想的なロッドバランス

旧モデルのゾディアスシリーズの中にはどうしても先重りの強いロッドがいくつかありましたが、今回紹介したゾディアス168L-BFSはとてもロッドバランスが良好で、一日中カバーを撃ち続けてもストレスを感じません。

特にカバー内のリグをシェイクする時や、スモラバやダウンショットリグのリフト&フォールなどで多用するロッドをたてにさばくロッドワークが非常にやりやすく、リグの操作やバスからの反応に集中する事が出来ます。

ゾディアス168L-BFSの使用感とインプレッションまとめ

ロングレングスのブランクはロングキャストもかんたんで軽いルアーでもストレス無くキャスト出来ます。7LB以上のラインと組み合わせれば大きな魚相手でも安心して渡り合えます。

ゾディアス168L-BFSと相性抜群のリグ&ルアー
・総重量5~10g程度のネコリグ
・総重量5~7gのスモラバ&ジグヘッド
・3.5~5gシンカーを使ったダウンショットリグ
・5インチまでのノーシンカー&ワッキーリグ
・3.5g程度のライトテキサス
・小型のファーストムービングルアー

以上がゾディアス168L-BFSと相性抜群のリグとルアーになります。

ライトリグ全般に対応出来ますが、スピニングタックルで扱うウエイトよりは少し重ため(具体的には2.5g以上のシンカーウエイト)を使用したリグの方がしっくりきます。ロッドが長めなのでペンシルベイトやポッパーなどロッドワークを多用するルアーは気を遣うことが多く、あまりおすすめではありません。組み合わせるのであれば小型のクランクベイトやシャッドプラグなど、ストレートリトリーブを主体とするハードベイトが良いでしょう。

長めのロッドレングスは非常にバランスが良く軽く感じます。ロングキャストもかんたんで足場が制限されるオカッパリゲームではとても頼りになるでしょう。ロッドが長い分、兄弟機であるゾディアス164L-BFSと比べれば、取り回しにくく操作性も劣りますが、ロッドパワーはしっかりしているので7~10LB程度のラインと組み合わせておけば様々なシチュエーションに対応出来ます。

ライトリグをカバーに打ち込む正統派な使い方からスピニングでは少し重く、ベイトタックルでは扱いにくいウエイトをフルカバーしてくれる特性は、まさにライトウエイトバーサタイルと呼ぶに相応しい仕上がりです。一本持ち歩けば、たくさんの場面で皆さんを助けてくれるでしょう。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


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