絶妙なアピール力でバイトを誘発!!
ハイプレッシャー時でも使えるペンシルとポッパーのハイブリット!
有名メーカーの製品は使ってみないと気が済まないちかみやが個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的なルアーの構造と形状、実際に使用した感想と独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説しています。今回はノリーズのザグバグ3フックをインプレションしていきます。
ザグバグには2フックモデルと3フックモデルが存在しています。通常のルアーと同じく、シチュエーションで使い分けるためのサイズバリエーションであるならば両シリーズとも一緒にインプレッションしてしまうところですが、実はこのルアー、モデルによって少し性格が違うので、今回は個別に掘り下げる事にしました。
名前は同じでも中身は別物!今回はそんなこだわりを持つノリーズのポッパー、ザグバグ3フックの特徴と性能にフォーカスし、どんなルアーなのかひも解いてみたいと思います。
Contents
ザグバグ3フックのスペック

Length : 90㎜
Weight : 13.0g
フローティング
カラー :24色
ザグバグ3フックの構造と外見の特徴
ザグバグ3フックの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルを解き明かしてみましょう。細かいディテールを見ていくと、このルアーの特徴や本来の使い方が見えてきます。
カップの形状
出典:ノリーズ様
ザグバグのカップはかなり浅い構造で、ボディのサイズから考えるとカップ全体の面積は小さく、かなり水や空気を逃がしやすい形状と言えます。カップ自体の角度も水を捉え過ぎないように絶妙な角度に調整されていて、小さいポップ音を出す事がやっとという感じに設定されています。
ラインアイの位置と角度
ザグバグのラインアイは中央に取り付けられていますが、よく見ると気持ち下向きに取り付けられています。ザグバグはポッパーに分類されていますがペンシルベイトなみのドックウォークアクションが特徴的なルアーなのでこのラインアイ設定は首を振りやすくする効果を狙ってのものになっています。
浮き姿勢
浮き姿勢は水平姿勢のセッティングになっています。
この浮き姿勢はロッドワークに対するレスポンスが高いのでドックウオークさせやすく、ペンシルベイトと同じ位ドックウォークアクションをさせやすくなっています。
ザグバグ3フックの特徴と長所
ここではザグバグ3フックが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。
様々な状況で使える絶妙なアピール力
ザグバグ3フック最大の特徴は、様々な状況で使える絶妙なアピール力にあります。ポッパーとしてはかなり控え目なアピール力に設定されていて、タフコンディションやハイプレッシャー時のようなバスが水面を割りにくい状況でもバイトを誘発出来る力を持っています。ペンシルベイトよりもハイアピールでポッパーよりも控え目。よく言えば絶妙、悪く言えば中途半端なアピール力がザグバグの最大の持ち味です。
ペンシルベイト顔負けのドックウォーク
「これ、本当にポッパーなの?」と思ってしまうくらいザグバグはハイレスポンスなドックウォークが可能です。本来、ポッパーの特徴とも言うべきポップ音やスプラッシュのアピール力が弱い代わりにザグバグはドックウォークでバスにアピールするように設定されています。あまりにも簡単に首を振るので、初めて使う方はビックリするかもしれませんね。
優秀な遠投性能
ザグバグ3フックは空気抵抗の少ないボディデザインと1/2OZに迫る自重で簡単に飛距離を稼ぐ事が出来ます。トップウォーターゲームではディスタンスがとれるというのは非常に大きなアドバンテージとなり、特にザグバグ3フックが活躍するようなタフコンディション時やハイプレッシャー時ではその効果が絶大です。余計なプレッシャーをかけずに済む遠投性能は高性能ポッパーとしてなくてはならない性能と言えます。
ザグバグ3フックを使った感想と使い方のまとめ
以上で絶妙なアピール力でバイトを誘発!!ハイプレッシャー時でも使えるペンシルとポッパーのハイブリット!ザグバグ3フックのルアーインプレッションはおしまいとなります。もう一度このルアーの特徴をおさらいしてみましょう。
・様々な状況で使える絶妙なアピール力
・ペンシルベイト顔負けのドックウォーク
・優秀な遠投性能
上記に記した点がザグバグ3フックを使う際に知っておきたい大きな特徴になります。
この特徴を理解し、有効なシチュエーションで投入してあげればより一層、効果的に釣果を伸ばすことが出来ます。
ザグバグ3フックは出し所を選ばず、アピール力を必要とする状況でなければほとんどのシチュエーションで使えるポッパーと言えます。ポッパーというよりはペンシルベイトに非常に近く、チャグンスプークJrを日本のハイプレッシャーフィールドに合わせて作り直したルアーというようなイメージで、素直な感想ではオリザラの方が高いアピール力を持っています。90㎜のボディサイズに対して3フックは少々やりすぎな感もありますが、ザグバグが持つ絶妙な強さのアピール力は本当に良く釣れるので、通常のペンシルベイトではアピール不足、ポッパーでは派手すぎる状況で試してみて下さい。このような状況は意外と多く遭遇するのでザグバグ3フックが水中に引き込まれる日は近いかも知れませんね。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
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