ルアーインプレッション PR

バグリー バッシンシャッド ルアーインプレッション

力強いスイムアクションはあらゆるフィールドで効果抜群!
クランク並みの水押しが自慢の高アピールシャッドプラグ!!

常に寝不足気味のちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的な構造や形状、実際に使用した感想と、独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説しています。今回はシャッドラップと双璧をなすもう一つの名作シャッド、バグリーのバッシンシャッドを掘り下げてみたいと思います。

Contents

バッシンシャッドのスペック

Length : 2-3/4inch
Weight : 1/3oz
フローティング
Hook  :#5×2

先生
先生
シャッドラップと並び名作と呼ばれるバッシンシャッド。昔はシャローモデルもリリースされていましたが、現在ではダイビングモデルのみになってしまいました。

バッシンシャッドの構造と外見の特徴

バッシンシャッドの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルをひも解いてみましょう。無骨な見た目の中にあるボディバランスとアクションのレスポンスは、使うシチュエーションを選ばないオールマイティーな特徴を持っています。

リップの形状

バッシンシャッドのリップ形状は先端がワイドで水を掴みやすい形状をしています。付け根部分に向かって少しずつ細くなっていきますが、水を大きく逃がすような形状ではありません。ラインアイが中央にあるので動き出し時はしっかりと水を掴んでレスポンス良くアクションするように設計され、その水圧を大きめなローリングを伴ったアピール力のある独特の動きに変換していきます。

リップの角度

バッシンシャッドのリップ角度は、ボディに対して角度のついたリップ角となっていて、しっかりと水を噛み、ボディを力強くアクションさせる設定になっています。最終的にはリップの付け根部分で左右に水を逃がしますが、角度のついたリップの場合は水を逃がす際に大きめのアクションを出しやすくなります。潜行深度は約2m前後で、どんなシチュエーションでも使いやすいセッティングになっています。

ボディ形状

ボディシェイプは細身で扁平。クランクベイトでいうところのフラットサイドボディとなっています。ウッド製クランクベイトを得意とするバグリーが作ったバッシンシャッドはバルサ製のボディに固定重心なので、ロングキャストは期待出来ませんが、フローティング仕様で障害物回避能力が高く、込み入った場所でも果敢に攻め込む事が可能です。

バッシンシャッドの特徴と長所

ここではバッシンシャッドが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

どんなフィールドでも効果的。高アピール力のスイムアクション

バッシンシャッドはシャッドというよりも、フラットサイドクランクに近い性格を持ち、しっかりと水を押すアピール力の高いスイムアクションを持っています。ウォブルとロールのバランスがとても良いバッシンシャッドのアクションは、シチュエーションや状況に左右されにくく、本来ならばシャッドが苦手とするマッディな水質でも、存在感があるアクションでバスをバイトに持ち込む事が出来ます。

先生
先生
ナチュラルなアクションのシャッドラップ、ハイアピールアクションのバッシンシャッドと良く比較されてるほど、両者のアクションには大きな違いがあります。

バルサボディ&固定ウエイトのハイレスポンス設計

メインマテリアルにプラスチックを採用したルアーが全盛の中、手間とコストのかかるウッド素材をメインマテリアルにしているバッシンシャッドは、浮力の高いバルサボディと固定ウエイトセッティングのおかげでハイレスポンスなアクションを可能としています。内部構造の自由度が低いウッドボディなので複雑なギミックを搭載できず、キャスタビリティーは高くはありませんが、キャスト性能を犠牲にして獲得したバッシンシャッド独特のアクションは極めて高い実釣性能を持っています。

根掛かり知らずのカバー回避能力

バルサボディの高い浮力と大きめのダイビングリップを持つバッシンシャッドは障害物に強く、シャッドとしては高いスナッグレス性能を持っています。カバー周りでも臆する事なく投げ込めるメリットは想像以上に大きく、際どいコースを通せれば通せるほどバスからの反応は倍増します。

先生
先生
バッシンシャッドは使う場所や季節を選ばず、通年を通して使う事の出来る実釣性能を持っています。アクションは大きめのローリングにウォブルを伴った独特のもので、霞水系では抜群の威力を発揮します。高い浮力と障害物回避能力はゴロタや捨て網、レイダウン等を大胆に攻める事ができるので非常に重宝し、釣果に繋げやすくなっています。

バッシンシャッドの感想と今回のまとめ

名作シャッドであるシャッドラップと共に紹介される事の多いバッシンシャッドは、アピール力の高い独特のアクションが持ち味になっていますが、実際にはこのハイアピールアクションが非常にバランスの良いアクションとなっていて、マッディやクリアウォーター、野池やビッグレイクなど、場所を選ばず活躍できるスペックを持っています。

また、バルサボディに固定ウエイトのボディレイアウトはスローリトリーブでもしっかりアクションするレスポンスがあり、高いスナッグレス性能と相まって沈み物やカバー周りでは特に強さを発揮し、バッシンシャッドでしか獲れない魚を獲ることが出来ます。

ラパラのシャッドラップ、コットンコーデルのCCシャッドと並び、3大舶来シャッドと呼ばれるルアーの中でも一番オールマイティーで、確かな実力を持ったバッシンシャッド。最近ではほとんど新品で売っている姿を見かけなくなりましたが、黄色い看板の中古ルアーショップではまだまだ見かける事が可能なので、気になった方はその実力をご自身の目で確かめてみてはいかがでしょうか?

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


※詳細なカラーラインナップや価格は上記のAmazon、楽天のリンクからご確認ください。

軽量でややキャストしにくいバッシンシャッドには、クランクベイトのタックルかシャッドで使うタックルがおすすめです。

バルサ製シャッドや小型ハードベイトをストレスフリーで扱えるタックルはこちらで紹介しています。

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