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メガバス LIVE-Xリバイアサン ルアーインプレッション

トリッキーなダートアクションが最高の持ち味!
日本におけるロングビルミノーというカテゴリーを切り開いた立役者!!

リバイアサンとドッグXは昔、抱き合わせ販売で買わされたちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的なルアーの構造と形状、実際に使用した感想と独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説しています。今回はリリース当時、多くのアングラーに衝撃を与えたロングビルミノー、メガバスのLIVE-Xリバイアサンを掘り下げます。

Contents

LIVE-Xリバイアサンのスペック

Length : 90.0mm
Weight : 1/2oz.
サスペンド
Hook  :#6×2
カラー :13色

先生
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リバイアサンは昔、フローティング仕様のモデルもありました。LIVE-Xシリーズは今で言うとシャッドに近い見た目のスモルト、中間サイズのマーゲイ、そしてフラッグシップモデルのリバイアサンと、3モデル展開されていました。

LIVE-Xリバイアサンの構造と外見の特徴

リバイアサンの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルを解き明かしてみましょう。メガバスらしい美しい外見と、トリッキーなアクションを生み出す個性的な内部構造はとても興味深いモノに仕上がっています。

リップの形状

リバイアサンのリップ形状は何ともロングビルミノーらしいワイドなリップデザインになっています。水を掴みやすくなっているリップは、水の抵抗をしっかりとアクションに変換するので小さなロッドワークでも機敏に反応するレスポンスを作り出しています。

リップの角度

出典:メガバス様

オイカワ(♂)カラーは最もリバイアサンらしいカラーだと思います。

リップの角度はボディに対して水平に近い角度ですが、他のロングビルミノーと比べると少し角度がついていて、少し重たいボディをしっかりアクションさせるための工夫になっています。リバイアサンはリップの”左右”よりもルアーの”おでこ”方面に水を逃がす作りになっていて、上からの水の抵抗でスイム姿勢を水平に保っています。潜行深度は2.2m〜2.6m。大きく角度の付いたリップでもそれほど潜らないのは水の抜け具合とアクションへの変換バランスが良い証拠です。

ボディ形状

リバイアサンのボディはウエイトを頭部、腹部、尾部の3か所に分散した独自の分割ウエイトシステムによってミノープラグの弱点であった強風時のキャスタビリティを底上げしています。バッサリと切り落とされたテール部分はアクションのピッチアップと強い水押しを作り出し、クランキンミノーとしては珍しいハッキリとしたウォブロールアクションと程よいアピール力の確保に貢献しています。

LIVE-Xリバイアサンの特徴と長所

ここではリバイアサンが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

トリッキーでレスポンスの高いダートアクション

ルアーバランスが崩壊したような、非常にトリッキーなダートアクションがリバイアサン一番の持ち味になっています。リバイアサンには専用に開発された独自の分散型重心移動システムが搭載されていますが、この重心移動システムが良い意味でとても”ゆるい”設定になっていて、ジャークやトゥイッチなどの軽いロッドワークでも重心移動システムの重心が1個だけ外れたり、2個外れたりする予測不能な動きをして、キックバックや多彩なアクションを演出することが可能です。

先生
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リバイアサンはラバージグなどをシェイクするようにロッドでアクションさせてもレスポンス良く反応し、小さなロッドワークでも大暴れします。トリッキーなダートはもちろん、キックバック、その場で左右に首を振る水中ドックウォークやステイしたままの大きなロールアクション(お腹側が上になるくらい反転する大きなロール)など、能動的なアクションでスイッチを入れることも得意なルアーです。

低水温期に強いワイドなウォブロールアクション

リバイアサンは他のロングビルミノーと比べ、やや強いアクション設定になっています。このアクション特性は本来、ロングビルミノーが得意とする低水温期にとても有効で、シャローに上がりきらないステージングエリアのバスに効果的です。

また、大振りなアクション設定はその分、スローなスピードレンジにも対応することができ、タフタイムの切り札としての活躍も期待出来ます。

専用設計の重心移動システムで安定したキャスタビリティーの確保

先ほども触れましたが、リバイアサンには専用に設計された重心移動システムが搭載されています。90㎜で1/2ozのウエイトは他のロングビルミノーと比べても重く、高いキャスタビリティーを持っています。

メガバスのルアーと言えば”手書きによるネーム”が特徴の一つですね。とてもオシャレに見えて、メガバスのルアーに惹かれる要素になっています。

先生
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リバイアサンはトリッキーなアクションが最大の魅力で、バイトさせたい場所で移動距離を抑えたままアクションをさせるなんて離れ技も可能です。ただ巻きのアクションも優秀なので要所、要所で止めて、ダートやアクションをさせる使い方が非常に良く釣れます。

LIVE-Xリバイアサンの感想と今回のまとめ

リバイアサンはメガバスの中でも息の長いルアーで、1995年から変わらず作られているルアーです。メガバスのルアーには名作も多く、ポップXやワンテンなどの影に隠れがちですが、リバイアサンも十分名作と呼んでも良いのではないかと思います。

決して初心者向けのルアーではなく、その力を引き出すためにはちょっとしたスキルが必要ですが、リバイアサンの代名詞でもあるトリッキーなアクションはとても衝撃的で、「こんなアクションをするルアーがあるのか!!」と思ったくらいです。当時はロングビルミノーがはじめてマーケットに出回りはじめたばかりの頃で、ロングビルミノーといえばリバイアサンか、ベルズのマジェンダくらいしかありませんでした。ロングビルミノーの正しい使い方もあいまいな時代でしたが、マジェンダもリバイアサンも非常に良く釣れたルアーで、サイズの良いバスが釣れやすいルアーでした。

ライバルだったマジェンダは廃盤になってしまいましが、独特の個性と確かな人気で今でも第一線で活躍するリバイアサン。もはやその実力を疑う余地は無いでしょう。25年間もの間、姿を変えずに残り続けている事実が何よりの証拠です。

個人的には大好きなルアーの一つなので、これから先も変わらずに残り続けて欲しいと思います。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


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