アクションの見直して全体性能をブラッシュアップ!
低水温&タフタイムに強い食わせ特化の最新型ジャークベイト!
ハードベイトマニアのちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的なルアーの構造と形状、実際に使用した感想と独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説しています。今回はノリーズの最新型ジャークベイト、レイダウンミノー110JPをインプレションしたいと思います。
ノリーズにはジャークベイトの王道を具現化したレイダウンミノーMIDと今回紹介するレイダウンミノー110JP、そしてオリジナルのレイダウンミノー・レギュラーとそのダウンサイジング版のジャストワカサギという3種類のジャークベイトが存在します。
本来であればオリジナルモデルからインプレッションして行こうかと思いましたが、オリジナルモデルは現在生産していないようでここ数年店頭で見かけていません。メーカー側のサイトでは一応ラインナップされていますが、今回紹介するJPとMIDがあればほとんどのシチュエーションをカバー出来ますし、手に入らないモノを解説しても仕方ないので今回は見送りました。また新たに再生産がありましたら改めてインプレッションしてみたいと思います。
Contents
レイダウンミノー110JPのスペック

Length : 111.0㎜
Weight : 18.5g
サスペンド
Hook : #6×3
カラー :8色
レイダウンミノー110JPの構造と外見の特徴
レイダウンミノー110JPの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルを解き明かしてみましょう。オリジナルやMIDと比べてジャーク&ポーズに特化した作りが所々に見受けられます。
リップの形状
レイダウンミノー110JPのリップ形状はオーソドックスなリーフ形状で、しっかりと水を掴みやすく設計されていますが、正面から見るとリップの付け根部分が絞り込まれていて水を逃がしやすくなっており、ロール寄りのアクションになっています。ボディの大きさからすると少し小さい面積のリップなのでアクション自体は少しタイトな設定になっています。
リップの角度
リップの角度は標準的な角度を採用しています。ボディのサイズや水噛みを考えてつけられた最適なリップ角は、ポーズ状態からの動き出しでリニアに反応出来るレスポンスをルアーに与えます。最大到達深度は12lbフロロラインで約1.5m程度。様々なシチュエーションで幅広く活躍する事が出来ます。
ボディ形状
レイダウンミノー110JPのボディ形状はしっかりとしたボリューム感があり、アクション時に水を押しやすい形となっています。固定重心を採用したボディ構造は小さなロッドワークにも機敏に反応し、このルアー最大の魅力であるタイトなロールアクションを実現しています。
レイダウンミノー110JPの特徴と長所
ここではレイダウンミノー110JPが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。
ダートの移動距離をおさえた低水温・低活性仕様
レイダウンミノー110JPのダート幅は王道ジャークベイトアクションを持つレイダウンミノーMIDと比べ少し小さく、控え目に設定されています。これはレイダウンミノー110JPが開発コンセプトでもある 低水温・低活性時の切り札として性能特化した結果で、この特徴はバスの動きが鈍い低水温期に絶大な威力を発揮するのはもちろん、プレッシャーの高いフィールドやクリアウォーターでも効果的な特徴となっています。
バイトに持ち込みやすいタイトロールアクション
レイダウンミノー110JPのアクションは同サイズのジャークベイトと比べてタイトな設定になっています。まるでただ巻き専用のミノーのようにタイトなロールアクションはバスを引き付けるアピール力は弱いものの、違和感なくバイトに持ち込める抜群の食わせる力を持っています。
高いバイト率を誇るロングポーズ時の水中姿勢
“JP”はジャーク&ポーズという名前通り、このルアーはポーズ時のバイトがとても多発します。メーカー側のルアー説明でもあるように、ジャーク後のロングポーズ時において、静止状態でも魚がしっかりとくわえたがる水中姿勢を実現。ポーズからの動き出しアクションで魚にスイッチを入れることにこだわったビッグフィッシュ対応の実釣主義モデルとなっており、通常のジャークベイトよりも少し長めのポーズが非常に有効です。
レイダウンミノー110JPを使った感想と今回のまとめ
レイダウンミノー110JPはタフタイムに真価を発揮出来るように、タイトなロールアクションと短いダート幅で追いの弱いバスでもバイトに持ち込めるほど、食わせに特化したコンセプトのジャークベイトです。最近ではひと昔前よりもバスの個体数が減り、ソフトベイトを使った食わせの釣りよりもハードベイトを使用した釣りの方が結果が出やすくなりました。しかしながら年々タフ化が進むフィールドではハードベイトだけで完結するのは難しいのも事実。今回紹介したレイダウンミノー110JPはもしかしたら、そんなハードベイトとソフトベイト「すき間」を埋めてくれる次世代型のジャークベイトの先駆けなのかもしれませんね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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