ルアーインプレッション PR

エバーグリーン サイドステップ ルアーインプレッション

思い切った設計と作り込みは本物の証!
集魚効果抜群、アピール力UPに特化した王道ジャークベイト!!

ハードベイトマニアのちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的なルアーの構造と形状、実際に使用した感想と独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説しています。今回はエバーグリーンがリリースする王道ジャークベイト、サイドステップについてインプレションしていきます。

ジャークベイトの中では人気の高いサイドステップですが、ボーマーのロングAなどに代表される「水押し系」のジャークベイトに分類されます。水押し系ジャークベイトと言えばアピール特化型ジャークベイトの王道とも言える形ですが、特徴的なのはその割り切り方で、通常、日本で作られるジャークベイトというのはアングラーが使いやすく、どの様な時期やシチュエーションでも対応出来るようにサスペンドモデルが主流となっていますが、サイドステップの設計はフローティング、しかもアピール力の高いハイフロート仕様です。辛うじてスローフローティング仕様が後発でリリースされましたが、明確なコンセプトの下で一切の迷いなく作られた背景はとても好感が持てます。そこまで過激なスペックを持つサイドステップとはいったいどんなルアーなのか?非常に興味をそそられませんか?早速掘り下げてみましょう!

先生
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サイドステップにはダウンサイジング版のサイドステップ95というモデルがありますが、オリジナルモデルと少し違った性格を持っているため、個別でインプレションしていきます。

Contents

サイドステップのスペック

出典:エバーグリーン様

Length : 117.0㎜
Weight : 16.0g
フローティング
Hook  : #4×3
カラー :21色

先生
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サイドステップにはオリジナルモデルの他に浮力を抑えたスローフローティングモデルと、さらに浮力とレスポンスに磨きをかけたボーンマテリアル仕様がラインナップされています。状況によって使い分ける事で、幅広いシチュエーションをカバー出来ますよ!

サイドステップの構造と外見の特徴

サイドステップの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルを解き明かしてみましょう。対ヘビーユースとアピール力UPのための工夫が様々な部分に取り入れられています。

リップの形状

出典:エバーグリーン様

サイドステップのリップは非常に分厚く、タフユースに耐えられる設計になっています。インジェクションモデルは、基本的にコストの掛かってしまう後片付けリップでの生産はしませんが、このルアーは珍しく後付けのリップになっていて、その本気度が伺えます。しっかりと水を掴む形状のリップはやや肉厚で重量のあるボディをダートさせ、アピール力の高い水押しを作り出すのに十分な性能を有しています。

リップの角度

リップの角度は標準的な角度を採用しています。ジャーキング時には最大1.2m程度まで潜行出来る性能を持っていて、ボディとのバランスを考えて後片付けされたリップは最適な角度で取り付けられ、とてもレスポンスが良いダートアクションを生み出します。

ボディ形状

ボディ形状は非常に肉厚で、タフユースを前提に設計されています。身体全体で水を押しやすいボディ形状はとてもアピール力が高く、非常に高い浮力と強烈なウォブリングが最大の魅力になっています。

先生
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この手のジャークベイトはサスペンドにしてしまうとボディが重くなりすぎてしまってアクションのキレがなくなってしまいます。サイドステップは敢えてフローティングセッティングにする事で自重を軽くし、肉厚で耐久性の高いボディとアクションレスポンスを両立させているんですね。

サイドステップの特徴と長所

ここではサイドステップが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

高レスポンスボディから繰り出される横っ飛びダートアクション

サイドステップは浮力が高いフローティングの設定なので、ただでさえレスポンスが良好なのですが、さらに”固定重心”とする事でそのレスポンスに磨きをかけています。

通常、このサイズのジャークベイトであれば重心移動システムを搭載している事が使いやすさに直結するためスタンダードとなっていますが、サイドステップはここでも潔い選択をしており、徹底したアクションレスポンスを追及しています。その結果、サイドステップはその名に恥じない左右へのキレ味鋭いステップするような横っ飛びするアクションを手に入れています。

高い浮力が生み出すライジングアクション

サイドステップの特徴であるハイフロート設計は、フローティングジャークベイト最大の持ち味であるライジングメゾットにも影響を与えています。ダート直後の微妙にユラユラとロールしながらライジング(浮いてゆく)アクションは非常に集魚効果が高く、最大のバイトチャンスを作り出します。絶妙なボディシェイプとバランス設計、固定重心が可能とするサイドステップのライジングアクションは他のジャークベイトにはマネ出来ない、ハイアピールに特化した独特のアクションと言えます。

タフユースに耐えるヘビーデューティー仕様

サイドステップのボディは非常に肉厚で、よほどの事がない限り壊れません。後片付けされているこだわりのリップも1.5㎜もの厚さがあり、たとえキャストミスでコンクリートにぶつけてしまってもビクともしません。キャストに自信が無い初心者でも安心して使用できるタフユース対応のストロング設計に仕上がっています。

先生
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サイドステップはキレのあるダートとライジングアクションが最大の持ち味になっています。特にライジングアクションは一定のシチュエーションで非常に効果的ですよ!

サイドステップを使った感想と使い方のまとめ

思い切った設計と作り込みは本物の証!集魚効果抜群、アピール力UPに特化した王道ジャークベイト!!エバーグリーンが誇る本物のジャークベイト、サイドステップのルアーインプレッションは以上で終了となります。もう一度このルアーの特徴を振り返ってみましょう。

サイドステップの大きな特徴

・高レスポンスボディから繰り出される横っ飛びダートアクション
・高い浮力が生み出すライジングアクション
・タフユースに耐えるヘビーデューティー仕様

上記に記した点がサイドステップを使う際に知っておきたい大きな特徴になります。
この特徴を理解し、有効なシチュエーションで投入してあげればより一層、効果的に釣果を伸ばすことが出来ます。

サイドステップには高浮力を活かしたキレのあるダートとライジングアクションによるハイアピール、タフユースに対応するストロング設計。この2つがメインのコンセプトになっています。タフユースを可能にするボディ構造とルアーとして大切な実釣性能を両立させるために重心移動システムはおろか、今やフルサイズのジャークベイトではマストになっているサスペンド設定までも諦める潔さ、そしてこの犠牲を払って手に入れた個性と性能は特化型ジャークベイトとして素晴らしいものに仕上がっています。ここまでハイフロートなジャークベイトは決して使いやすいとは言えませんが、ジャークベイトの本質や本当の破壊力を体験してみたい方は手に取ってみることをオススメします。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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