バス釣りをするためにフィールドに立った時、釣りを始める前に確認した方が良い。というフィールドの状況が存在します。バスは自然界の生き物ですから外的要因の左右されやすく、その日の状況によって身を潜める場所や興味を持ちやすいものが変化するからです。その日の状況や傾向をいち早く把握出来れば釣りの効率も上がり、よりバスにとって有効なアプローチが出来るようになりますし、結果的に釣れる数やサイズが良くなることもあるでしょう。
今回はそんなバスの状況を把握するのに役に立つ、釣りを始める前に確認したいフィールドの変化をまとめてみました。
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確認その1 天気
ローライトコンディション。なんて言葉を聞いた事はあるかと思いますが、バス釣りにとって天気はとても重要です。一般的には天候が崩れれば崩れる程バスの活性は上がりアグレッシブに活動すると言われていて、カバーの外に出て広範囲に散り、時合そっちのけで1日中盛んにフィーディングするなんて事もあります。また、雨天時には水面を叩く雨粒の効果で「バスにこちらの存在を気付かれにくくする。」という副次的効果もあり、場合によってはそのフィールドの難易度を大きく下げてくれる事からローライトコンディションはアングラーの味方になりやすい歓迎すべき変化と言えるでしょう。
しかしながら、この雨。降る状況によっては一気に釣りの難易度を跳ね上げる厄介な存在になったりします。例えば…
・低水温時に降る冷たい雨
・水がガラっと入れ替わってしまう程の急激な降水
・濁り生じさせるような大量の雨
こんな雨はご用心。今まで掴めていたバスの状況が一瞬で変わったり、ピタッとバスからの反応が途絶えたりする厄介な雨の可能性があります。
ちなみに、ローライトコンディション(特に雨が降っていた場合)から一気に天気が回復して晴れてしまうと急激にバスの反応が鈍ります。
確認その2 水と風
先程の天候に関しては前日の天気予報で予測したり、実際にフィールドに移動している最中に確認出来ますが、こちらの項目で説明する水と風は当日にフィールドに出向いて確認しないといけません。バス釣りの風水学といわれるこの項目は当日のフィールドの状況を判断する上で最も重要な要素で当日確認事項の初歩中の初歩になります。当日の水と風について最低限確認したい事項は次の通りです。
水
・水の透明度と濁り具合
・水の色
・水の量(フィールドの水量)
風
・風の向き
・風の強さ
水の透明度や濁り具合、色は”その濁りは釣れる濁りなのか釣れない濁りなのか”を判断するために確認します。基本的に水の濁りはバスが釣れなくなると言われますが、ささ濁りと言われる様な薄い濁りだと前述したローライトコンディションのようにバスの警戒心を解くのに一役買ってくれます。カフェオレのような水色では絶望的ですが、濁りの入り方によっては釣りをイージーにしてくれますのでしっかりと見極めましょう。また、風についても同様で、釣れる風の向きや強さというものが存在します。そのフィールドによってバスが好む水や風は異なりますので、バスが遊んでくれた際にはその時の状況を記録しておくといいでしょう。
確認その3 他のアングラーの数と動向
他のアングラーの状況もしっかり確認しましょう。「他のアングラーの状況?」と思う方もいるかもしれませんが「今日はいつもより人が多いな。」とか「さっきあそこの人が釣ったぞ!」くらいで構いません。さらに見れるようになったら、「あそこのポイントはしばらくだれもやってないな。」とか「あそこのポイントは人気で常に入れ替わり立ち代わりで誰かいるな。」などが見られると、そのあとの”自分の釣り計画”が立てやすくなり、スムーズにポイント移動ができやすくなります。
釣りを始める前に確認すべき事 まとめ
物事にはがむしゃらにやるよりも、先ず手順を知ってから行動した方が結果に早くたどり着く。という事柄があります。ルービックキューブなどはその最たるもので、ルービックキューブには6面を揃える確固たる手順と方法が存在します。その方法を知っているか否かで3時間で2面しか揃えられなかった人が、15分で6面を揃えられるようになったりします。(←ちかみや)
バス釣りにもところどころに同じ様な状況が存在します。皆さんもフィールドに到着したら先ずキャスト!ではなく難解なバス釣りというパズルをとくカギをフィールドを観察して探してみたらいかがでしょうか。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。