使い手を選ばない圧倒的な使いやすさと実釣性能が魅力!!
独特なセッティングで職業アングラー達の要望を具現化したクランク!
河口から120㎞離れた場所でシーバスを釣ったことのあるちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回は琵琶湖をはじめとした全国のフィールドで圧倒的釣果を叩き出しているmibroのマグナムクランク、 漁師クランクにフォーカスし、その特徴と実力、使い方を解説していきます。
Contents
mibro 漁師クランクのスペック
Length : 90.0㎜
Weight : 27.0g
フローティング
Hook :イチカワフィッシング RCカマキリ#1×2
カラー:14色
使いやすさ
実釣性能
おすすめ度
mibro 漁師クランクの構造と外見の特徴
ここでは漁師クランクの主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。
リップの形状
漁師クランクのリップ形状は、mibroのクランクで良く採用される事の多いハーフラウンドタイプとなっていています。ボディサイズに対してやや小ぶりなリップは、見た目よりもはるかに軽い巻き心地が特徴的で、ウィードに絡んだ場合でもほぐしやすく、オープンウォーターでもバイトに持ち込める独特のアクションを持っています。また、高速リトリーブからデッドスローリトリーブまでバランスを崩さずしっかりアクションするので、バスのコンディションに合わせてアプローチが可能な部分も大きな特徴と言えるでしょう。
リップの角度
漁師クランクのリップ角は、一見するとオーソドックスなセッティングながら、レスポンスの良いアクションと、キャスト時の空気抵抗を両立させたハイバランスな角度。ウォブルよりもロールがメインのアクションは、小型ながら水を受けやすい独自のハーフラウンドリップと受けた水流をダイレクトにアクション変換するノーズアイの組み合わせで、キビキビとしたアクションと心地良いリトリーブ感を有しています。
スイムレンジは約2m前後。浅すぎず、深すぎない絶妙な潜行レンジは様々なフィールドで効果的。年間を通して安定した実力を発揮します。
ボディ形状
高いボディバランスが特徴的な漁師クランクのボディ形状は、一言で表現すると「大型のバフラットサイドクランク」と言ったシルエット。大きなボディが持つ存在感でアピールし、独特な食わせアクションでバイトに持ち込むイメージです。優秀なトータルバランスは泳ぎ出しも速く、フック、リング無しで1ozを切る自重は数あるマグナムクランクの中でもトップクラスの扱いやすさを持っているので誰でもその実釣性能を引き出すことが可能になっています。
mibro 漁師クランクの特徴と長所
初代漁師クランクは今のようなインジェクションモデルではなく、レッドシダー製でした。当時としては大ぶりなシルエットは今流行りのマグナムクランクの原型と言え、琵琶湖はもとより様々なフィールドで輝かしい実績を持っています。
ここでは漁師クランクが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。
パワーを抑えたナチュラルアクション!
大きなシルエットと、パワフルなアクションで広範囲にアピールし、圧倒的な存在感でバイトに持ち込む他のマグナムクランクに対し、漁師クランクは少し控えめなシルエットとアクションでシチュエーションを選ばず、様々なフィールドで安定した実力を発揮します。
特に近年タフ化が進むメジャーフィールドや誰もがアプローチするであろう一級ポイント、短期決戦が攻略のカギを握る小規模な野池などでその効果は絶大。本来マグナムクランクが得意とする琵琶湖などのウィードエリア攻略はもちろん、通常のマグナムクランクではオーバーパワーとなってしまう場面でも漁師クランクはそのポテンシャルを発揮し、ワンスポットからでもバイトを量産することが出来ます。
通常のタックルでもキャスト可能な使い勝手の良さ!!
存在感のあるシルエットと2oz近い重量で、扱いとしてはクランクベイトよりもビッグベイトに近いマグナムクランク。タックル面から見ても通常のタックルでは扱いにくいモノが多く、様々な制限がありますが、漁師クランクは独特なフラット気味のボディシェイプで重量が軽く、巻き心地も軽いのでタックルを選ばない部分が最大の特徴と言えます。
一般的な目安として小規模なフィールドやリザーバーのボートフィッシングなど、比較的近距離キャストで攻めていくシチュエーションではMクラスのタックル、フルキャスト中心のビッグレイクやディスタンスがモノをいうオカッパリで使用する場合でもMHクラスのロッドで十分対応が可能。このクラスのロッドであれば飛距離も稼げて感度が良く、ウィードをほぐし易いのでおすすめです。また、マグナムクランクとして圧倒的に軽いリトリーブ感はハイギアリールでも普通に巻けるので、様々な状況にアジャスト出来る高い対応力も魅力となっています。
マグナムクランクでありながら驚くほど軽い巻き心地!!
ヘビーなウエイトとグラマラスなボディが特徴的なマグナムクランクは、一般的にボディとリップに受ける抵抗が強く、巻き抵抗がかなり重くなるので、長時間の使用はもとよりリトリーブスピードの自由度も低く、そのポテンシャルを引き出すにはそれなりの経験とメンタルが必要でした。
しかしながら漁師クランクはリップやボディ形状にたくさんの工夫をこらしてマグナムクランクが持つこれらのデメリットを解消。非常に扱いやすく、その使いやすさはカテゴリートップクラスと言えるでしょう。クセもなくマグナムクランク特有の爆発力を引き出しやすい特性は、この手のクランクを使用したことがないアングラーさんでも手軽にその実釣性能を体験する事が出来ます。
mibro 漁師クランクの感想と使い方 まとめ
マグナムクランクらしい存在感に食わせの要素をプラスした漁師クランクは、何ともmibroらしいクランクベイト。他のマグナムクランクと一線を画すコンセプトはたくさんのアングラーさんに評価されています。
そのボリューム感とハイアピールゆえに良くも悪くも効果的なシチュエーションやフィールドが限定的なマグナムクランクというカテゴリーの中で、圧倒的な使いやすさとウィードエリアのみならずオープンウォーターでもバイトに持ち込めるアクションが特徴的な漁師クランク。他のマグナムクランクにはない特性は、様々な状況で高い実釣性能を発揮します。タックルを選ばず、その実力をかんたんに引き出せる特性はこれからマグナムクランクにトライしてみたいアングラーさんや専用のタックルを用意しようか悩んでいる方にうってつけとなっており、持ち運べるタックルに制限があるオカッパリゲームや、マグナムクランク用のタックルを用意していない場合などにBOXに忍ばせておくと非常に重宝します。今までのマグナムクランクにあった固定概念と呪縛を見事に打ち破り、琵琶湖をはじめとしたメジャーフィールドで活躍するトッププロやガイドなどの職業アングラー達がこぞって愛用する漁師クランクのたぐいまれな実力を皆さんも自身のホームフィールドで引き出してみてはいかがでしょうか?
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
※詳細なカラーラインナップや価格は上記のAmazon、楽天のリンクからご確認ください。
マグナムクランクの実力を引き出すおすすめ記事はコチラ!!


