ルアーインプレッション PR

エバーグリーン フェイス ルアーインプレッション

トリッキーなダートアクションが最大の持ち味!
使い手を選ぶ上級者向けのテクニカルジャークベイト!!

歩くタックルボックスの異名を取るちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的なルアーの構造と形状、実際に使用した感想と独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説しています。今回はエバーグリーンのフェイスをインプレションしてみたいとます。

フェイスは清水盛三さんがプロデュースしたジャークベイトで、本場アメリカの過酷なトーナメントシーンで他の選手に釣り勝つため、実戦から必要とされて生み出された競技用ジャークベイトという位置付けです。ジャークベイトの本場アメリカで結果を残すために生み出されたジャークベイトとはいったいどれほどの実力を持っているのでしょうか?早速掘り下げてみましょう!

Contents

フェイスのスペック

Length : 115㎜
Weight : 18.6g
スローフローティング
Hook  : #5×3
カラー  :29色

先生
先生
フェイスにはダウンサイジング版の”フェイス87″というモデルもリリースされています。ルアーのシルエットが大切なジャークベイトには何とも心強いラインナップですね。

フェイスの構造と外見の特徴

フェイスの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルを解き明かしてみましょう。随所にたくさんのこだわりが詰まったフェイスの構造は際どいバランスの上に成り立っていて、実釣性能の高さを感じさせます。

リップの形状

出典:エバーグリーンインターナショナル様

フェイスのリップはかなり特殊な形状をしています。しっかりとした厚みはありますが、極端に水を逃がしやすく、ジャークしてもほとんど抵抗を感じません。使用した感想を率直に表現すると「水の抵抗受けてルアーをアクションさせるためのリップ」ではなく、「ジャークアクション中のボディバランスを制御するためのリップ」という印象を強く受けました。

リップの角度

リップの角度もとても独特です。まるでロングビルミノーのように水平に近い角度で取り付けられていて、普通ならジャークしてもほとんどダートせずにドンドン潜っていってしまいそうな角度です。しかし、先ほども解説したようにこのリップは水をほとんど逃がしてしまう設計のため、実際の最大到達深度は1.5m前後で、通常のジャークベイトとほぼ同じレンジ設定となっています。

ボディ形状

出典:エバーグリーンインターナショナル様

ボディ形状は逆三角形型でジャークベイトとしてはなかなかお目にかかれない特徴的な形をしています。画像を見てもらえれば分かりますが、フェイスの背中の部分はフラットな形状をしているので、おそらくフェイス独特のダートアクションはリップと背中の両面で水を受ける事で獲得したものではないかと思います。

先生
先生
フェイスには通常のジャークベイトには見られない様々なギミックが多数採用されています。多少変則的ですが、そのどれもがバスを釣る為のモノという部分では他のジャークベイトと共通していますね。

フェイスの特徴と長所

ここではフェイスが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

非常にトリッキーで独特な3次元ダートアクション

フェイス最大の持ち味はトリッキーな3次元ダートアクションになります。

通常のジャークベイトは左右へのダートをメインにしているものが多い中、フェイスは左右の他に上下にもダートします。このように独特なダートが出来る理由としては、他のジャークベイトとは違ってリップと背中の両面で水を受けてアクションする特徴と、重心移動システムのウエイト固定が甘く、強いジャークを加えると動いてしまう事がその原因となっています。グッドサイズのバスに非常に効果的と言われるフェイスのダートアクションですが、ルアーのコントロール自体は難しく、上手にアクションさせてあげないとフックがラインを拾ってしまうので、注意が必要です。

長時間集中してジャークを続けられる引き抵抗の少なさ

フェイス特徴の一つに引き抵抗の少なさが挙げられます。この特性は、長時間集中力を切らさずテンポ良くジャークする為の工夫で、ジャークベイトはいかに集中力を切らさずに質の良いジャークを続ける事が出来るか?が、そのまま釣果に直結します。優秀なジャークベイトにとってジャークのしやすさは必須の性能となっていますが、あまりにも軽い操作感は、操作している手応えを感じる事が出来ずに、初心者にとっては逆に使い切ることが出来ない要素となってしまっています。この部分がフェイスは上級者向けと言われる理由になっています。

ロングレンジも射程圏内のキャスタビリティー性能

フェイスが持つ、逆三角形のボディシェイプは空気抵抗を極限まで減らし安定した飛行姿勢を生み出します。110㎜クラスのジャークベイトとしてはやや重量のある設定とタングステンを使用した重心移動システムのおかげで逆風でも狙ったスポットへ正確にキャストでき、余裕のあるポイントアプローチを可能としています。

先生
先生
フェイスは他のジャークベイトよりも操作に気を遣う部分がありますが、特有のダートアクションはとても素晴らしく、非常に高い実釣性能を持っているジャークベイトですね。

フェイスを使った感想と使い方のまとめ

以上でトリッキーなダートアクションが最大の持ち味!使い手を選ぶ上級者向けのテクニカルジャークベイト!!フェイスのルアーインプレッションはおしまいとなります。もう一度このルアーの特徴をおさらいしてみましょう。

フェイスの大きな特徴

・非常にトリッキーで独特な3次元ダートアクション
・長時間集中してジャークを続けられる引き抵抗の少なさ
・ロングレンジも射程圏内のキャスタビリティー性能

上記に記した点がフェイスを使う際に知っておきたい大きな特徴になります。
この特徴を理解し、有効なシチュエーションで投入してあげればより一層、効果的に釣果を伸ばすことが出来ます。

フェイスは操作がやや難しく、クセもあるので本当にこのルアーの事を理解していないとその性能を引き出す事が出来ないかもしれません。しかしながら、今回この記事を読んでフェイスを使う際に気を付けたいポイントと特徴、特性を抑えておけば、非常に頼もしい戦力として活躍してくれるでしょう。このルアーにはそれだけの力があります。フェイスというのは直訳すると「信念」という意味になるそうです。皆さんも「信念」を持ってフェイスを投げ続けてみてはいかがでしょうか?

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。


※詳細なカラーラインナップや価格は上記のAmazon、楽天のリンクからご確認ください。

ジャークベイトの使い方やオススメのタックルセッティングなどはこちらからどうぞ!!

バスが湧く!釣れるジャークベイトの基本とコツ、使い方を徹底解説!!本場アメリカではクランクベイトやスピナーベイトと並び、最もポピュラーなサーチベイトであるジャークベイト。 ハードベイトにしては中層...
釣れるジャークベイトロッドの選び方とおすすめのタックルセッティング一定のレンジてステイさせる事が出来るジャークベイトは低水温期やタフタイムにクオリティーの高いバスをバイトまで持ち込める方法として有名です...
こちらの記事もおすすめ!