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メガバス ITOシャイナー ルアーインプレッション

ワンテンとの使い分けで実力を発揮!!
メガバスが放つハイアピール特化型ジャークベイト!!

ちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的なルアーの構造と形状、実際に使用した感想と独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説しています。今回はメガバスの放つ第二のジャークベイト、ITOシャイナーについてインプレションしてみたいとます。
ジャークベイトには大きく分けて2種類が存在します。一つ目は水を切ってヒラヒラとダートするタイプ。アメリカではこのようなジャークベイトを”スラッシュベイト”なんて呼ぶこともあるそうで、有名なところではワンテンやラトリンログがこれに当たります。もう一方は水を押してダートするタイプ。ボーマーの15Aやサイドステップなどが有名です。もちろん、どちらにも分類し難い性格を持ったジャークベイトも存在していますが、ITOシャイナーは完全に後者に分類されます。メガバスのフルサイズジャークベイトは本場アメリカのトーナメントトレイルの中、現場のニーズによって生み出される事が多く、ITOシャイナーも実戦で結果を残すために生み出されたジャークベイトとなっています。過酷なトーナメントの中で生まれ、その中で育まれた生粋のジャークベイトITOシャイナー。製作者の名を冠したジャークベイトはいったいどれほどの実力を持っているのでしょうか?とっても気になるところなので早速掘り下げてみましょう!

Contents

ITOシャイナーのスペック

Length : 115.0㎜
Weight : 1/2oz.
サスペンド
Hook  : #4×3
カラー :19色

先生
先生
まるで同社の名作ミノー、X-80トリックダーターをスープアップしたような見た目ですね。

ITOシャイナーの構造と外見の特徴

ITOシャイナーの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルを解き明かしてみましょう。メガバスお得意の先進的テクノロジーと最新の技術を随所に散りばめた本気度が伺える仕上がりになっています。

リップの形状

出典:メガバス様

ITOシャイナーのリップはかなり薄めで、ボディサイズの割にはやや小型のリップとなっていますが、リップ中央にレシーブカップと呼ばれる窪みを搭載し、大柄な体格をしっかりアクションさせられるように水を掴みやすく設定されています。小さいリップは泳ぎ出しの立ち上がりよさとジャーク時にキレのいいダートに貢献し、小型で薄いが水は掴むという相反する性能を両立させたリップはITOシャイナーにとって必要不可欠な存在と言えます。

リップの角度

リップの角度は45°に近い、標準的な角度を採用していますが、リップの位置が通常よりも若干フロント寄りについています。これはリップが水を受けやすくする工夫の一つで、アクションレスポンスの向上とルアー自体をロールさせやすくする効果があります。最大到達深度は1.5m~2mと広く、通常のジャークベイトとほぼ同じか、気持ち深いレンジをトレース出来るセッティングになっています。

ボディ形状

ボディ形状は体高の高いフラットサイドボディを採用しています。ITOシャイナーは強めのロールアクションを持っているのでフラットサイドボディの利点を活かし、強烈でハイピッチな明滅で、広範囲に散ったバスにアピールする事が出来ます。

先生
先生
体高が高くて大柄なボディを上手く活かす為の工夫やギミックが随所に散りばめられていますね。

ITOシャイナーの特徴と長所

ここではITOシャイナーが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

ロール重視でキレのあるダートアクション

ITOシャイナーはダートの距離がやや短いものの、高い体高を活かしたロールアクションが最大の魅力になっています。ロールアクションとフラットサイドボディが作り出す強烈でハイピッチな明滅と大きなボディで力強く水を押し、広範囲に散ったバスやディープのバスに効率良くアピールする事が出来ます。

強烈で大音量なラトルサウンド

ITOシャイナーは、タングステンウエイトを3個搭載した重心移動システムを備えていますが、かなりウエイトの固定が甘く、アクションの度にボディ内を動き回ります。メガバス程の技術力を持ったメーカーがこれほど精度の低い重心移動システムを作るとは考えにくいので、ラトルサウンドによるアピール力の増幅を狙い、敢えてこのような設定にしてあるのだと思われます。ジャーク後のポーズではほぼ頭上がりの尻下がり姿勢でサスペンドしますが、その際に3個のタングステンウエイトが後部に移動します。次のジャークでルアーの頭が下がり前部に戻ろうとしますが、そのときにかなり大音量のサウンドを奏でます。ルアーとの距離によっては、操作しているアングラーにも聞こえる程の大きさで、かなりのアピール力を持ったサウンドと言えます。

全てのシーンでアドバンテージになるロングキャスト性能

先ほども解説した重心移動システムと空気抵抗の少ないシェイプを持ったITOシャイナーは優秀なキャスタビリティー性能を有しています。タングステンを使用した重心移動システムはジャークベイトの中でもかなり大掛かりなものなので、その影響力は高く、フルサイズのジャークベイトとしてはトップクラスのロングキャスト性能を誇ります。

先生
先生
ITOシャイナーはダート幅こそ狭いものの、アピール力の高いロールアクションとラトルサウンドでより広範囲にアピール出来るジャークベイトになっています。

ITOシャイナーを使った感想と使い方のまとめ

以上でワンテンとの使い分けで実力を発揮!!メガバスが放つハイアピール特化型ジャークベイト!!ITOシャイナーのルアーインプレッションは終了となります。もう一度このルアーの特徴を振り返ってみましょう。

ITOシャイナーの大きな特徴

・ロール重視でキレのあるダートアクション
・強烈で大音量なラトルサウンド
・全てのシーンでアドバンテージになるロングキャスト性能

上記に記した点がITOシャイナーを使う際に知っておきたい大きな特徴になります。
この特徴を理解し、有効なシチュエーションで投入してあげればより一層、効果的に釣果を伸ばすことが出来ます。

メガバスのジャークベイトと言えばワンテンがあまりにも有名ですが、完全無欠のジャークベイトというわけではありません。使用する状況やシチュエーションによっては他のジャークベイトの方が有効な場面は多々ありますが、今回紹介したITOシャイナーはワンテンに足らない性能を高次元で有しています。特に濁った状況やローライトコンディションなどでもっとハイアピールなジャークベイトが必要な時にはITOシャイナーはうってつけのルアーといえ、世界基準のジャークベイトであるワンテンといえど凌駕することが可能となるでしょう。ワンテンをメインのジャークベイトして使用している方は一度チェックしてみてはいかがですか?それだけの価値があるルアーに仕上がっていますよ!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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