ルアーインプレッション PR

エバーグリーンインターナショナル LBローラー ルアーインプレション

使いやすさは天下一品!
投げて巻くだけでそのポテンシャルを発揮するクランキンミノー!!

昔はエバーグリーン信者だったちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的なルアーの構造と形状、実際に使用した感想と独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説しています。今回は、老舗メーカーのエバーグリーンが放つロングビルミノー、LBローラーを掘り下げてみたいと思います。

Contents

LBローラーのスペック

Length : 100mm
Weight : 15.5g
フローティング
Hook  :#6×3

LBローラーの構造と外見の特徴

LBローラーの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルを解き明かしてみましょう。名作と名高いロングビルミノーのキッカーイーターを生み出したメーカーが作った現役のロングビルミノーはどのようなコンセプトを持っているのでしょうか?

リップの形状

出典:エバーグリーン様

LBローラーのリップ形状はボディサイズに対してやや控え目な印象を受けます。縦に細長い形状のオフセットリップは効率良く水を掴んで急潜行する能力を持っているものの、横幅が無いので左右から水が抜けやすく、ルアーのアクション自体はナチュラルなタイトロールアクションになっています。

リップの角度

リップの角度はロールアクション主体のロングビルミノーに良く見られる、ボディカーブの延長のような角度で取り付けられています。かなりボディラインに忠実な角度でリップの長さも全体的なバランスから見ると短めですが、LBローラーはリップだけにとどまらずボディ全体で水を受けるようなデザインなのでこの様な規模のリップでも必要十分な動力を確保することが出来ています。潜行深度はフロロカーボン14℔ラインで約2.5mと、その見た目とは裏腹に高い潜行能力を有しています。

ボディ形状

出典:エバーグリーン様

LBローラーはロールアクション主体のミノーシェイプクランクベイトをコンセプトとしているクランキンミノーなのでその特性を生かしてフラットサイドボディを採用しているのかと思いきや、想像以上にしっかりとしたボリュームのボディを採用しています。ボディ長が100㎜ながら15.5gを誇る自重はテイクバックした時にロッドにウエイトを乗せやすく、それだけで扱いやすさを感じますが、内部に搭載されたオフセットレーン2ウェイ・2ウェイト重心移動システムは逆風時でも快適なキャストをサポートしてくれます。

LBローラーの特徴と長所

ここではLBローラーが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

巻くだけで釣れる!使いやすいアクション設定

中層をタダ巻きするだけでバイトを誘発するフローティング・ロングビルクランキングミノーというコンセプトで開発されたLBローラーは、一般的なロングビルミノーとしてというより、スリムシェイプの2.5mダイバークランクベイトとして基本設計したことで、より幅広い状況への対応が可能になりました。ミッドレンジダイバーとして投げて巻くという使い方においては、通常のクランクベイトが苦手とするハイプレッシャー&タフコンディション、あるいはクリアウォーターでその威力を発揮。「2ウェイト重心移動システム」と「ハイバランスなボディ&リップ」により生み出される、ナチュラルかつハイピッチなタイトウロールアクションが、細身のミノーシェイプボディと相まって「食わせのクランキンミノー」を可能としています。

フローティング⇒サスペンドへの調整が簡単!

晩秋~早春の低水温期に欠かせないジャスト・サスペンドチューン。ルアーというのは当日の水温によってしっかりサスペンドするウエイトというのが微妙に異なりますが、LBローラーは少量のウエイトチューンで簡単にサスペンドに調整することが出来ます。冬~春のランカーキラーとしてポンプリトリーブ、クランキング&ステイ、ジャーク&ポーズなどのアクションにも敏感に反応させることができ、スローでタフなバスをじっくり待つことが出来ます。

ロングキャストが可能な高いキャスタビリティー性能

大きなリップを持つロングビルミノーは、空気抵抗も大きく満足のいく飛距離が出にくいものもありますが、独自のオフセットレーン2ウェイ・2ウエイト式重心移動システムと通常のロングビルミノーよりもひと回り重いボディウエイトを持つLBローラーは、ロングビルミノーきってのキャスタビリティーを持っています。ただ巻きやポンプリトリーブで性能を発揮するクランキンミノーはどれだけ広範囲をサーチ出来るか?が釣果につながるので、遠投性能の高いLBローラーはそれだけで優秀なルアーと言えるでしょう。

先生
先生
LBローラーはしっかりしたボディウエイトと抜群のキャスタビリティーで非常に使い勝手が良く、デフォルトで設定されたナチュラルかつハイピッチなタイトウロールアクションは細身のミノーシェイプボディと相まって広大なエリアをただ”巻いている”だけで釣果につなげてくれるクランキンミノーに仕上がっています。

LBローラーの感想と今回のまとめ

LBローラーは発売されてからずいぶん経ちますが、当時は周りのアングラーがなぜかみんな持っていた不思議なルアーでした。流行り廃りが目まぐるしいバス釣りの中で、当時から新製品や流行物にあまり興味の無い私は、知り合いが持っていたLBローラーをタックルごと借りて試し投げをして見たら一投目で釣れた思い出があります。(笑)(その後は調子に乗って沈み物を果敢に攻め、もう少しで帰らぬ人になりかけました。)

従来のロングビルミノーは障害物や地形変化ありきで使われる事が多く、どちらかというと中~上級者向けの味付けで、狙いを澄まして仕留めに行くタイプのルアーでしたが、LBローラーは広大なエリアをただ巻いているだけで釣果に結び付くルアーのため、初心者でも使いやすく、結果を残しやすいロングビルミノーと言えます。強いていうのであれば、もう少し潜行能力を落とし、このアクションと使用感のまま、ダウンサイジングさせたモデルがリリースされると小規模なフィールドや野池などでも使いやすく、釣れスジのルアーとなりそうです。何か特別な性能や個性を持っているというわけではありませんが、ロングビルミノーに必要な基本性能が高く、ただ巻くだけで釣れるクランキンミノーという明確なコンセプトをしっかりと満たしています。その仕上がりは信頼に値するものなので、自分の釣りの幅を広げたい。と思っている方は普段使っているクランクベイトのローテーションやフォローとしてLBローラーを使ってみるのもいいかもしれませんね。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


※詳細なカラーラインナップや価格は上記のAmazon、楽天のリンクからご確認ください。

ジャーク主体のロングビルミノーにはジャークベイトタックル、ただ巻きやポンプリトリーブ主体のクランキンミノーにはクランクベイトのタックルがマッチします。
それぞれのおすすめタックルセッティングはこちら!!

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