ソフトジャークベイトというジャンルはご存知でしょうか?
最近ではデプス社の「サカマタシャッド」の登場で広く知られるようになりましたね。
本場アメリカでは比較的ポピュラーなメゾットですが、日本のフィールドではやや定着していないイメージがあります。
ソフトジャークベイトというのはスティック状のソフトベイト【ワーム】を使用し、ジャークやトゥイッチなどのアクションを加えながらワームをダートさせ、バスを誘うメゾットになりますが、いわゆる通常の”ジャークベイト”とは大きく特徴が異なります。
状況やシチュエーションによってはすごい釣果を叩き出す事も出来るソフトジャークベイト。今回はそんなソフトジャークベイトの中でも実際に使ったら良く釣れたおすすめのワーム4つとその特徴を紹介します。
Contents
ソフトジャークベイトが有効なシチュエーション
ソフトジャークベイトは主にサーフェイス付近で活躍するリグとなります。トップウォーターに出きらないバスにはもちろん、水面付近をスピーディーにチェックしたいときやバスがセレクティブな状態では特に有効です。ここではソフトジャークベイトが最もパフォーマンスを発揮するシチュエーションをまとめました。
アフター以降でバスがサスペンドしている時
アフター以降はバスが浅いレンジでサスペンドしていることが多く、中層を効率良く攻略出来るメゾットが強力になります。水温が上がってくるこの時期はオイカワなどの比較的大型のベイトを追いはじめる時期でもあるのでライトリグなどは効率が悪く、自在にレンジを操れるソフトジャークベイトは最強リグの一角となります。
バスが水面、もしくは目線よりも上を強く意識している時
アフターから秋口頃まではバスが水面、もしくは目線よりも上で強く反応する事があります。この状況ではトップウォーターが非常に有効ですが、プレッシャーの高いフィールドでは思うようにバイトが出ない事もしばしば。スローな展開では広いオープンウォーターを探り切れないような時にソフトジャークベイトの出番となります。ソフトジャークベイトはアピール力の高いダートアクションとナチュラルな食わせのフォールアクションを併せ持っているのでセレクティブなバス相手でも効率良く広いエリアをサーチする事が出来ます。
カバー内のバスを効率良くサーチしたい時
バスがカバーにつきやすい夏以降はオーバーバンクを攻める手段の一つとしてソフトジャークベイトが用いられることが多くあります。ソフトジャークベイトはアピール力も高いのでバスを誘い出す力が強く、カバー内に潜むバスを引き出す事が出来ます。ジグやテキサスリグで一つ一つカバーをチェックするのも良いですが、連続するカバーを効率良くスピーディーにチェックするのであればソフトジャークベイトの特性は非常に有用です。
ソフトジャークベイトおすすめ4選
ZOOMのスーパーソルティーフルューク(上)とデプスのサカマタシャッド(下)
ここではソフトジャークベイトで使用するととても釣れるワームをご紹介します。
それぞれが個性的な特徴を持っているので、その特徴を良く理解し、シチュエーションによって使い分けるとさらに効果的です。
デプス サカマタシャッド
サカマタシャッドは日本におけるソフトジャークベイトの火付け役的存在ですね。
専用設計のワームとして高い完成度を誇り、ボディ両側面には独特のキールを備えています。ただフックセットするだけでベイトフィッシュが見せる跳ね上がるようなダートアクションを自然に生み出し、イージーにバスの捕食本能にスイッチを入れてくれるスティックベイトです。
8インチ、6インチ、5インチのサイズラインナップの他、8インチと6インチにはボディ下部のソルト含有量を極限まで高めたヘビーウエイトマテリアル仕様もあります。
ズーム スーパーフルーク
ズームのスーパーフルークはバスアサシンと並び、元祖ソフトジャークベイトと呼べる存在です。アメリカのツアープロの間でも愛用者が多く、その実績と信頼性は抜群です。
サイズラインナップは7インチのマグナム・スーパーフルーク、オリジナルモデルの5インチのスーパーフルークがあります。先ほど紹介した「サカマタシャッド」のサイズダウン版が欲しいと思っている方は非常に多いと思いますが、そんな方にオススメなのはスーパーフルークJr(4インチ)がとってもオススメです。また、ダウンショットでも使えるタイニーフルークは2.75インチというサイズ。価格もリーズナブルなので様々なサイズを揃えておくと良いでしょう。
スーパーフルークJrのサイズ感は日本のフィールドにベストマッチ。非常にクイックなダートアクションは操作も良く、周囲のバス達を根こそぎ釣ってしまうような力を持っています。
バスアサシン シャッド
ソフトジャークベイトの傑作、スーパーフルークと双璧をなすワームと言えばバスアサシンのシャッドシリーズもソフトジャークベイトワームとして非常に優秀な性能を持っています。ひとたびトゥイッチ&ジャークをすれば、もはや説明の必要もないくらいのワイドなエスケープダートアクションを演出し、10年くらい前までは、3インチのシャッドアサシンを投げてトゥイッチしていればどんな状況、シチュエーションでも簡単に何匹かは釣れていました。
あまりにものっぺりとした見た目なので信じて投げ倒すには少し抵抗があるかもしれませんが、無駄のない流線型のフォルムはノーシンカーでも薄いカバーなら攻略出来るほどの実力を持ち、この釣りにおいて強い味方となります。
O.S.P ドライブスティック
本当に高性能なワームはあらゆるリグに対応出来ると聞いたことがありますが、ここで紹介するドライブステックはその代表的なワームと言えますね。
もちろん、ソフトジャークベイトとしても非常に高性能。適度な重量感があってノーシンカーでも使いやすく、フォール時に見せるボディをロールさせながらテールを左右にスイングさせるフォールはこの釣りと最高の相性を持ち、ドライブステック最高の武器となっています。
サイズ展開は3in・3.5in・4.5in・6inの4種類。その他にも自重を増やしたファットモデルや低比重モデル、ノンソルティーモデルなど様々な仕様のモデルがラインナップされています。
ソフトジャークベイトの特徴とメリット
バスアサシンのリリースするシャッドアサシンはサイズも豊富。パーツも少ないのでカバー周りで威力を発揮します。
ここではソフトジャークベイトの代表的な特徴とメリットを紹介します。
通常のジャークベイトでは決してマネの出来ないような使い方もソフトジャークベイトであれば可能となります。
カバー際も大胆に攻められる!
ソフトジャークベイトはカバーに強く、カバー際や、時にはカバーの中でも活躍する事が出来ます。通常のジャークベイトではむき出しのトレブルフックが2,3個付いているのでカバー際への大胆なアプローチはとても勇気が必要でしょう。
カバー際も気にせず、大胆に攻められるソフトジャークベイトの特性は、初心者にとって大きなアドバンテージとなります。
ネイルシンカーやフックの変更で使用感を変えられる!
ソフトジャークベイトはフックサイズやシンカーの使い方一つで自在にフォールスピードや姿勢、使い心地を調整する事が出来ます。
現場でバスの反応を見ながら気軽にセッティングを変えられるこの特徴は思っているよりも効果が大きく、バスにたどり着く最短のルートを作ってくれます。
ナチュラルなフォーリングでバイトに持ち込める!
「ジャーキングに興味を持ってバスがついてきたけど、もう少しのところで引き返した・・・」こんな経験は意外と多いはずです。ジャークベイトに限らずファーストムービング系のルアーでは良く見られる光景ですが、こんな時はソフトジャークベイトでフォローを入れると高確率で取り返す事が出来ます。ジャーキングでバスを引き付けて鼻先でナチュラルフォール。ジャーキングに興味を持つようなアグレッシブなバスならこのアクションの変化でバイトに持ち込めます。
攻められるレンジが自由自在!!
ソフトジャークベイトはワームなので通常のジャークベイトのように潜る深さは決まっていません。キャストして沈むのを待てばどんな深い場所でも攻める事が出来ます。ネイルシンカーなどを組み合わせれば深い場所でも効率良くサーチでき、深いレンジのバス達はダートアクションにスレてないことも多いので非常に有効なメゾットとなります。
使わないのはもったいない!おすすめソフトジャークベイト【ワーム】4選 最後に・・・
通常のジャークベイトよりも有効な時期やシチュエーションが多く、スピーディーに広いエリアをサーチ出来る能力と、セレクティブなバスでさえもバイトに持ち込める力を併せ持ったソフトジャークベイト。様々な使い方が出来て懐も深く、実際に良く釣れるこの釣りをやらないのはとてももったいないと思います。
基本的にはワームとフックさえあれば取り組めるメゾットなので一度挑戦してみてはいかがでしょうか?きっとその釣れっぷりと操作する楽しさを体感出来るハズです。
今回も長文を最後までお読みいただきありがとうございました。
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