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ラパラ X‐RAP ルアーインプレッション 

ダートのキレ味はまさにスラッシュベイト!
老舗のラパラがリリースするこだわりのフラッグシップミノー!!

ラパラのミノーを使うとなぜかライギョ率が高いちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的なルアーの構造と形状、実際に使用した感想と独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説しています。今回はラパラ自慢のフラッグシップジャークベイト、X-RAP【エックス‐ラップ】をインプレションしたいと思います。

Contents

X-RAP XR8のスペック

Length : 8㎝
Weight : 7g
公称はサスペンドだけど微妙にスローフローティング(個体差あり)
Hook  :フロント#6、リア#7
カラー :24色(サイズによって違いあり)

先生
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X-RAPには4㎝~10㎝まで、2㎝刻みでサイズがラインナップされています。その他にも様々な派生モデルがありますが、今回は最もX-RAPらしいサイズである8㎝モデルにフォーカスしていきます。基本的な作りや性能は全サイズ共通です。

X-RAPの構造と外見の特徴

X-RAPの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルを解き明かしてみましょう。最新タングステンボール式重心移動システムや貫通式ステンレスワイヤー仕様など、その作りからはラパラの本気度が伺えます。

リップの形状

X-RAPのリップ形状はボディサイズに対して、気持ちワイドな印象を受けます。水を受けやすく設計されていますが、ボディとの接点部分がオフセットされているのでそこから水が抜けるような構造になっています。X-RAPのキレのあるダートはこの”水の抜け”をダートの力に変換し、原動力としています。

リップの角度

リップの角度はボディに対してやや水平に近い角度で取り付けられています。かなり前面に取り付けられたリップは真っ先に水の抵抗を受け、効率良くアクションに変換することが出来ます。最大到達深度は0.9-1.5mとされていますが、実際には80㎝程度にとどまっています。

ボディ形状

X-RAPのボディデザインはロングAやビーフリーズのようにしっかりとしたボリュームがあり、適度に水を押す作りになっています。ダート時に水を動かすボディデザインは適度なアピール力を持っていてアピール力とアクションレスポンス、使いやすさのバランスが非常に良く取れたデザインになっています。特徴的なリアフックのフェザーはこのルアーのトレードマーク的な要素を持っていますが、アクションを安定させる効果があります。通常のフックに交換するとダート幅が少し伸びますが、ルアー自体の安定感が弱くなります。

先生
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リアフックのフェザーは個人の好みで良いと思いますが、全体的なシルエットにも影響するので個人的には外して使っています。

X-RAPの特徴と長所

ここではX-RAPが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

上下左右に飛び回るスラッシュダート

元祖スラッシュベイトと呼ばれるX-RAPの最大の特徴は、何と言ってもキレのあるダートに他なりません。ものすごく規則正しく、キレイな左右へのダート。というわけではありませんが、左右だけでなく上下にもランダムにダートするアクションは少しトリッキーで、このルアーが良く釣れる理由になっている部分でもあります。

重心移動システムを採用したキャスタビリティーと使いやすさ

ラパラのフラッグシップモデルであるX-RAPは、タングステンボールを使用した重心移動システムを搭載しています。日本製のジャークベイトにとっては当たり前の装備に感じても、今までバルサ製のミノーを主力としてきたラパラにとっては非常に画期的なチャレンジだったと言えます。この部分を見ると、「ここまで言うんだからさぞかし飛ぶんだろう。」と思うかもしれませんが、実はそんなことありません。(笑) ここまで来て、やっと日本製ジャークベイトと同等か、それでもまだ少し負けてしまうくらいです。ようやく実用範囲でのキャスタビリティーを手に入れたというイメージになっていますが、6㎝や8㎝と言った小型のジャークベイトで重心移動システムを搭載している本格的なジャークベイトというのは意外と選択肢が少なく、小型サイズの充実しているX-RAPはとても重宝します。

かゆい所に手が届くサイズ展開

一般的なジャークベイトは8~10㎝が主流のサイズとなっていますが、X-RAPにはもっと小さいサイズのラインナップが充実しています。最近ではマグナムサイズのジャークベイトやミノーがトレンドなので、大きいサイズのジャークベイトは他のメーカーでもありますが、ジャークベイトとしてのしっかりとした性能とアピール力、小型ボディでも十分な扱いやすさとキャスタビリティーを持ち合わせたミノーというのは正直X-RAPくらいしかありません。ジャークベイトというのは、シルエットがとても大切な役割を果たすルアーでもあります。スモールサイズをメインに展開しているX-RAPは唯一無二の存在と言えるでしょう。

先生
先生
X-RAPは使いやすさと適度なアピール力のバランスが絶妙で、とても良く釣れるジャークベイトです。ジャークとジャークの合間にはさむポーズ中にバイトしてくることがほとんどで、このルアーの特徴的な部分でもあります。

X-RAPの感想と今回のまとめ

X-RAPは一般的な知名度は低いものの、中~上級者には愛用者も多く、使用したほとんどのアングラーが絶賛する珍しいルアーです。このルアーの開発にはラリー・ニクソンやバーニー・シュルツなどが参加している事もあり、完成度は非常に高いものとなっています。私個人の感想としても、とても釣れるルアーという印象が強く、ジャーキングはもとよりただ巻きでも釣れる高い基本性能を持っています。

先生
先生
アメリカでは強い水押しを伴ってグリグリとダートするルアーをジャークベイト、水を切りながらヒラヒラとダートするルアーをスラッシュベイトと呼んだりします。日本製のジャークベイトはほとんどがスラッシュベイトに分類されますね。

特に8㎝モデルはもはや反則レベルの釣れっぷりで、大小かまわず無差別に”やってしまう”強さがあります。バスはもとよりシーバスも良く釣れるジャークベイトで、魚種を問わず魅了してしまうその実力は何ものにも代えがたい実釣性能の証明となっています。

少しマイナーなルアーなので店頭で見かける事は少ないと思いますが、ネットではたくさん売っています。大小かまわず無差別に”やってしまう”強さが欲しい実釣第一主義のアングラーさんはこの機会に一本用意しておくと良いかもしれませんね。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


※詳細なカラーラインナップや価格は上記のAmazon、楽天のリンクからご確認ください。

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