ルアーインプレッション PR

メガバス FX9 ルアーインプレッション

独特な可変リップがもたらす多面性!
トリッキーなアクションとライズアップが魅力の個性派ミノー!!

ちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的なルアーの構造と形状、実際に使用した感想と独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説しています。今回はメガバスがリリースする可変リップが特徴的なミノー、FX9をインプレションしていきます。

Contents

FX9のスペック

出典:メガバス様

Length : 90㎜
Weight : 3/8oz
フローティング
Hook  :#6×2
カラー :18色

 

先生
先生
FXシリーズにはオリジナルサイズの9とダウンサイジング版の6.6がリリースされています。

FXの構造と外見の特徴

FXの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルを解き明かしてみましょう。FXの特徴は可変リップだけではありません。

リップの形状

FXのリップ形状は細身で、シャープな印象を受けます。ボディとの付け根部分も絞り込まれていて水を逃しやすく、同社がリリースするVISION95のリップ形状にとてもよく似ていますが、FXの方がボディがひと回り小さい分、より付け根部分が細く、ボディサイズに対してベストなアクションが出るように微調整されています。

リップの角度

リップの角度はボディに対してやや水平に近い角度で取り付けられていますが、このルアー最大の特徴である可変リップの影響で、リップ角自体はあまり参考になりません。強い水の抵抗でリップ角が微妙に変化するためロール主体のアクションながらもところどころにクランクでいう「チドリ」のようなイレギュラーなアクションが加わります。メインとしている泳層は約80㎝前後と、浅めのレンジがメインになっています。

ボディ形状

FXのボディデザインは、フラットな部分が基本となっており、特徴的なロールアクションと相まってハイアピールな明滅効果と水押しを発生させます。ミノーとしては珍しい高い浮力と重心分散マウントと呼ばれるウエイトによってハイレスポンスな運動性能を持ったFXは超スローリトリーブからハイスピードリトリーブまであらゆる巻きスピードに対して高い適応能力を持っています。

FXの特徴と長所

ここではFXが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

ランダムに発生するイレギュラーなアクション

FXはハイスピードはもちろん、デッドスローリトリーブでもしっかりとアクションするように設計され、その対応範囲には目を見張るモノがあります。最大の特徴である可変リップが水の抵抗を受ける事で微妙に角度が変わり、ロールアクションのピッチやルアー自体の軌道がイレギュラーに変化し、オートマチックにバスの捕食スイッチを入れる事が出来ます。

ハイフロートボディがもたらすライズアップアクション

ミノーにしては非常にハイフロートな設定を持つFXは、ストップモーション時に頭を上げて浮上するライズアップ&エスケープアクションを見せます。まるで弱ったベイトが無気力に浮上するようなこのアクションは特にアフター以降のバスに効果的で、トップウォーターに出きらない時やバスが水面付近を意識している時に非常に有効です。

ロングレンジでも守備範囲に出来るキャスタビリティー性能

このミノー最大の特徴である可変リップはキャスト時の空気抵抗を減らして、高いキャスタビリティーを発揮します。同クラスのミノーと比べてもかなりロングキャストが可能なFXはとても守備範囲が広く、プレッシャーの高いフィールドでは特にそのメリットを強く感じる事が出来ます。一度に広範囲をサーチ出来るロングキャスト性能はジャークベイトなどのファーストムービングルアーでは使いやすさという部分に直結し、実釣性能の高さに紐付ける事が出来ます。

先生
先生
ハイピッチなロールアクション+イレギュラーなアクションがこのミノー最大の特徴と言えます。非常にトリッキーなアクションがメインのFXは、同社のVISION95と同じローリングミノーながらも、その特性は対極に位置する性格を持っています。

FXの感想と今回のまとめ

FXは正式な製品化の前にテストモデルが発売されるという変わったミノーでした。個人的には可変リップの様な大げさなギミックが嫌いなので、しばらくは避けていましたが、ホームフィールドで釣りをしている時に偶然拾ったモノを使って見たら、その面白いアクションに興味をもつ事が出来ました。

大きくも小さくもないボディサイズは使い所を選ばずに、どんなフィールドでも非常に効果的です。ただ巻きでもジャークでも非常に良く釣れますが、ストップ&ゴーによるただ巻きとライズアップアクションを織り交ぜた使い方が最もこのルアーらしく、一番性能を引き出した使い方となっています。このルアー最大のギミックである可変リップはそれほど耐久性が高くないので取り扱いには注意が必要で、私自身も2~3個ほど再起不能にした過去を持っています。

可変リップという大掛かりなギミックと予測不能なイレギュラーアクション、ライズアップアクションとたくさんの特徴を持ち、非常に個性の強いFX。このようなルアーはとても好き嫌いが分かれるルアーですが、気になる方は一度試してみるといいでしょう。その価値が十分にあるルアーとなっています。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


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