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メガバス X-80 TRICK DARTER【トリックダーター】 ルアーインプレッション

イレギュラーダートとキレのあるヒラ打ちアクションが最大の魅力!
圧倒的な人気を誇るメガバスの看板ミノー!!

トリックダーターにはたくさんの思い出があるちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。そのルアーが持つ特徴的なルアーの構造と形状、実際に使用した感想と独自の解釈でルアーの特徴をひも解き、超個人的な目線でルアーを解説しています。今回はメガバスが誇るロングセラーミノー、X-80トリックダーターをインプレションしていきます。

Contents

X-80トリックダーターのスペック

出典:メガバス様

Length : 80.5㎜
Weight : 3/8oz
公称ではサスペンドだけど本当はスローシンキング
Hook  :#6×2
カラー :20色

先生
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トリックダーターは1999年にグッド・デザイン賞を受賞した事もある優秀なルアーです。発売してから長い時間1サイズのみでしたが、数年前にダウンサイジング版のJrも登場し、2サイズ体制になりました。

X-80トリックダーターの構造と外見の特徴

X-80トリックダーターの外見や内部構造などから、このルアーが持つ本来のポテンシャルを解き明かしてみましょう。様々な特性を詰め込んだディテールは、とても20年以上も前のルアーとは思えない様なポテンシャルを持っています。

リップの形状

X-80トリックダーターのリップ形状はミノーとしては珍しく、横幅が広くて水を掴みやすいワイドなリップを持っています。リップの中央には水を掴みやすくするくぼみがあり、体高が高くて水押しの強いトリックダーターのボディをレスポンス良くアクションさせるための工夫になっています。

リップの角度

リップの角度はボディに対してやや水平に近い角度で取り付けられていますが、リップの位置が前方に付いているので水を受けやすく、最近のミノーにはないロールとウォブルが混じったアクションをします。ボディに対してやや長めのリップを見れば分かるようにメインとしている泳層は1.5~1.8m前後と、やや深めのレンジがメインになっています。

ボディ形状

出典:メガバス様

このルアー最大の特徴とも言えるトリックダーターのボディデザインは全長80mmという小型サイズでありながら、サイズを超えたインパクトを持たせるために、体高を従来ミノーの1.7倍に設定。ミノーとシャッドの中間形状ともいうべき、シャイナーフォームを持っています。体高の高いボディはフラッシング効果も高く、ボディ側面はフラットな部分が基本となっているので、アピール力の高い明滅効果と水押しを発生させます。

X-80トリックダーターの特徴と長所

ここではX-80トリックダーターが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになり、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

トリックダーターの名に恥じないイレギュラーなダートアクション

トリックダーターにはボディ前部にロールアクションの要となる低重心固定ウエイト、ボディ後部にはキャスタビリティーアップを狙った多目的重心移動システムと、2種類のウエイトを搭載しています。特性が全く異なる2つのウエイトはジャーキングを加えるとそれぞれが違う動きをするので、非常にイレギュラーなダートとなって現れます。ハイスピードジャークはもちろん、デッドスローなただ巻きでもしっかりとアクションするように設計され、洗練された使いやすさと極めて広い対応範囲がトリックダーターの人気に秘訣です。

高い体高がもたらすハイアピールなヒラ打ちアクション

高い体高を持つミノーとして開発されたトリックダーターは非常にアピール力が高いヒラ打ちアクションを得意としています。フラットな面が大きいボディサイドは、独特なダイナミックロールアクションでギラギラと光を乱反射させ、広く散ったバス達にも効果的にアピールする事ができ、高い集魚効果を持っています。

シャッドライクなボディフォルムが持つ高い適応能力

日本に生息するベイトフィッシュ達の基本的なフォームとぴったりなX-80は、「マッチザベイト思想」の原点に忠実に回帰して開発されています。やや小さなボディとその特徴的なボディフォルムは日本全国フィールドを選ばずどんな場所でも効果的で、ミノーとシャッド、フラットサイドクランクの良い所を集めた様な特性を持ち、強い水押しとダイナミックなアクション、強烈なフラッシングで多様なアピールをする事が可能。トリックダーター1つで、様々な状況に対応する事が出来ます。

先生
先生
トリックダーターは絶妙なサイズ感と使いやすさ、ジャークでもただ巻きでも使えるので、本当にシチュエーションを選ばず、オールシーズンを通して安定した結果を残してくれる名作ミノーとなっています。

X-80トリックダーターの感想と今回のまとめ

様々なシチュエーションや使い方、状況に対応出来るトリックダーターは誰が使ってもとても使いやすく、実際に釣れるハイスタンダードミノーとしてロングセラーを続けています。特にシーバスフィッシングの世界では絶対に外せない鉄板ミノーとして全国で愛用され、
その実力を疑うアングラーさんはいないでしょう。昔はロケットダーターと呼ばれたシンキングモデルがあったのでその名残か、どんなに調整してもスローシンキングになってしまうという変わった特性を持っています。カウントダウンをすれば様々なレンジを狙えるメリットとなりますが、スタックも多くなるので気を付けましょう。ごく一部のエキスパートアングラーはこのスローシンキングの特徴を利用し、真冬のディープ攻略でトリックダーターを使っています。私個人のイメージとしてもトリックダーターは低水温期やタフタイムで特に強いというイメージがあり、実際に12~2月下旬にかけて実績が高いルアーでもあります。

最近はなぜかあまり見かけなくなりましたが、本当に高性能でとにかく釣れるミノーが欲しいという方は是非ともトリックダーターを試してみてください。

このルアーはきっとその期待に答えてくれるハズです。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


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