ウィングレットリップの採用でストレスフリーな飛距離を実現!
コフィンリップの高いスナッグレス性能であらゆるストラクチャーを掘り起こす最新鋭のシステムクランク!
システムクランクと言えばT.Dスーパークランクかディプシードゥのちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回は新機構であるウィングレットリップを皮切りに様々な工夫と作り込みでクランクベイトに必要な飛ぶ、潜る、泳ぐという要素を盛り込んだ最新鋭のシステムクランク、ジャッカル ディグルにフォーカスし、その特徴と実力、使い方を解説していきます。
Contents
ジャッカル ディグル3+のスペック
Length : 66.0㎜
Weight : 16.4g
フローティング
Hook :ST36MF #4×2
カラー:8色
使いやすさ
実釣性能
おすすめ度
ジャッカル ディグルの構造と外見の特徴
ここでは ディグルの主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。
リップの形状
ディグルの持つ最も個性的なパーツと言えば、何と言っても特殊な形状のリップでしょう。リップの両端を上方向に反らせ、何よりも優秀なキャスタビリティーにフォーカスして設計されたウィングレットリップはその効果を最大限に発揮してしっかりと飛距離を稼げるセッティングになっています。
また、非常に水をつかみやすいリップ特性は手元にしっかり伝わる使い心地とクラストップの潜行能力を実現。先端側がワイドなコフィン形状のリップはスナッグレス性能も高く、ストラクチャーやウィードを大胆に攻める事が出来ます。
リップの角度
キャスト時の空気抵抗を一番に考えたディグルのリップ角度は、ほぼ水平と言えるセッティング。両端を上方向に反らせたウィングレットリップはしっかりと水をつかみやすく、フルキャストした先でも、手元にしっかり伝わる巻き心地を持ち明確な使用感があります。
ボディ形状
ディグルのボディ形状は空力特性の高いボディバランスが特徴的。キャスト時の飛行姿勢、安定性も高く、このクランクのコンセプトでもあるキャスタビリティーUPに大きく貢献しています。
また、ハイバランスなボディセッティングはボトムノック時にも効果的で安定したアクションはボトムコンタクト時もバランスを崩しにくく、しっかり叩いていくことで、大きなサウンドや砂を巻き上げて広範囲にアピール。製品名の由来となった”DIG=掘る”というネーミングに相応しいボトムノックアクションでバイトを誘発します。
ジャッカル ディグルの特徴と長所
ここではディグルが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。
広範囲を効率良くサーチ出来る抜群のキャスタビリティー!
クランクのようなファーストムービングルアーにとって、サーチ能力に直結するキャスタビリティーは最も重要な要素の一つ。ワンキャストで広範囲をサーチ出来る特性はメリットも多く、優秀なパイロットルアーには欠かすことの出来ない性能と言えます。その中でもディグルは何よりも高いキャスタビリティーをコンセプトに開発されたモデル。抜群の飛行姿勢を誇るハイバランスなボディと、水平に近いリップ角は空気抵抗も少なく、初心者からエキスパートまで誰が使っても安定した遠投性能を発揮します。
クラストップの急速潜行能力
ディープクランクにとって目標レンジにいち早く到達する潜行能力は、プロダクティブゾーンを増やして効率の良いサーチを行うためにも必要不可欠な性能と言えますが、その中でも高い潜行能力を持つディグルは同クラスクランクの中でもトップクラスのダイビング性能を持っています。
特にディープクランクは目標とするストラクチャーやエリアにいかに効率良くコンタクトさせるか?が釣果を伸ばすカギ。ショートキャストでも短い助走距離でしっかり潜る特性は狙ったストラクチャーにコンタクトさせやすく、ディープクランクの使い込みが浅いアングラーさんでもその実力とメリットを手軽に体感出来ます。
高いスナッグレス性能を持つハイバランスなボディ設計
ディグルというクランクベイトを使い込んで行くと非常に強く感じるのはトータルバランスの高さ。優秀なキャスタビリティーを下支えする安定した飛行姿勢はもちろん、ボトムノック時やストラクチャーにコンタクトした時でさえも大きくバランスを崩さない特性はただ巻き続けるだけでもスタックを回避し、バイトチャンスを数倍に広げてくれます。
この特性は特に初心者の方や長時間クランキングをする機会が多いアングラーさんにうってつけ。巻くだけで根掛かりを回避してバイトに持ち込めるオートマチック的な特性は集中力が続きやすく、アングラーの経験値やスキルに左右されずに優秀な実釣性能を発揮します。
ジャッカル ディグルの感想と使い方 まとめ
システムクランクは使うシチュエーションによってそのクランクが持つ使い心地と特性を大きく変えずに潜行深度を選べる部分が最大の特徴。レンジ別で細かく使い分け出来るメリットはイメージ以上に大きく、非常に有用なんです。
ここまでしっかりとしたコフィンリップを搭載する国産のディープクランクというのはけっこう珍しく、ディグルをはじめて目にした時はその明確なコンセプトをすぐに読み取ることが出来ました。ジャッカル社のハードベイトというのは入れ替わりが激しく、とがったスペックを持った個性的なモデルが多いですが、ディグルはゴロタやリップラップなどのハードボトムやウィードなどのストラクチャーなどを思い切りノックし続けてその実力を発揮します。
正直なところこのクランクは使うシチュエーションやアングラーさんによって評価が大きく変わるモデルと言えますが、ハードボトムを攻める機会の多いアングラーさんや、ウィード攻略が釣果のカギを握るフィールドへの釣行が多い方にとってはシチュエーションや状況によって他に替えの効かない貴重なクランクベイトになる可能性を秘めたモデルと言えるでしょう。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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