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ボーマー シャローA実釣インプレッション!

しっかりとしたウェイクアクションで小場所に強い!
巻きスピードへの高い対応力と小技によるピンスポット攻略が光るサブサーフェイサー!

元トーナメンター兼フィールドテスターのちかみやが、個人的に気になるルアーをテストして、独断と偏見でお送りするルアーインプレッションコーナー。実際に使い込んだ上でそのルアーが持つ特徴や長所などを超個人的な目線でインプレションしています。今回は一度は生産中止となりながらもリニューアルして生まれ変わったサブサーフェイス・クランクベイト、老舗メーカーボーマーのリリースするシャローAにフォーカスし、その特徴と実力、使い方を解説していきます。

Contents

ボーマー シャローA B05FSのスペック

 Length : 50.0㎜
Weight : 10.0g
フローティング
Hook :#6×2
カラー:8色

使いやすさ
実釣性能
おすすめ度

先生
先生
マンズのワンマイナスから端を発したサブサーフェイスクランク。現在ではその実力を認められて国内のメーカーからも様々なモデルがリリースされていますが、老舗クランクベイトメーカーのボーマーが生み出したサブサーフェイサーの実力はいかに!?

ボーマー シャローAの構造と外見の特徴

ここではボーマー シャローAの主要なコンポーネントや内部構造などから、このルアーが持つ特徴や本来のポテンシャルをひも解いて行きます。

リップの形状

シャローAのリップ形状は、やや小振りなラウンドリップが採用されています。ファットで高浮力なボディと比較して、どことなく頼りなさを感じるデザインのリップはしっかりと水を掴んでボディをアクションさせると同時に効率良く左右へ水を逃がしてボディを潜らせる事なく最大限ハイレスポンスなアクションを発生させる設計になっています。

リップの角度

サーフェイスクランクらしく、MAXでも1ft(約30㎝)のダイビングレンジに設定されているシャローAのリップ角度は、ほぼ垂直と言える角度。必要最低限のスナッグレス性能を持たせながらも空気抵抗を抑えてしっかりと飛距離を稼げるリップ形状とのトータルバランスは非常に使いやすく、最新鋭のサブサーフェイスクランクと匹敵する使いやすさを実現しています。

ボディ形状

パッと見ただけでもハイフロートな事が良くわかるシャローAのボディ形状は、ボーマー社のリリースする他のモデルと同じくラトルを備えただけのシンプルな設計。肉厚で高い耐久性を備えたファットなボディデザインは、とてもハイフロートなセッティングでしっかりと水を押して優秀なアクションを発揮するだけでなく、重心移動などの複雑な内部構造に頼る事なくシャローレンジを効率良くサーチするために必要なキャスタビリティー性能を確保しています。

ボーマー シャローAの特徴と長所

ここではボーマー シャローAが持つ特徴を3つご紹介します。
それぞれのルアーが持つ特徴や長所、強み理解していれば、状況に応じて正確にルアーを使い分けられるようになるので、より多くのバスに出会えるチャンスが広がります。

しっかりとしたアクションでレンジコントロールしやすい!

サーフェイスクランクと言えば、着水と同時にとにかく水面直下を引ける事が重要視されがちですが、シャローAは使い方によって水面直下から30㎝程度のサブサーフェイスまで攻略する事が可能。バス釣りにおいてトップウォーターとわずか30㎝のレンジコントロールはバスの反応が大きく変わります。さらにシャローAは巻きスピードへの対応力も高く、状況やシチュエーションで幅広く使う事ができ、その守備範囲は数あるサーフェイスクランクの中でもトップクラスと言えるでしょう。時には水深30㎝のウィードトップやシャローを攻略するためのシャロークランクとして。時にはバズベイトの強力なフォロワーとして。しっかりとしたアクションでレンジコントロールもかんたんなシャローAはその活躍の場を選びません。

小技が効きやすくピンスポット攻略が得意!!

丸くファットなボディデザインのシャローAが持つ大きな特徴の1つにロッドアクションだけでかんたんにテーブルターンやウェイクなどの様々な小技が繰り出せる器用さがあります。ノイジープラグ顔負けのこの特徴はストライクゾーンの狭いカバー周辺や、何らかの理由でバスのチェイスが弱い時に有効。ピンスポットで移動距離を抑え、アクションの質を変化させられる特性はトップウォーターやサーフェイスレンジでありがちな「追ってくるけれど、バイトまで持ち込めない」状況でも切り札となります。

高いコスパとトータルバランスでとにかく使いやすい!

シャローAに限らず、ボーマー社のクランクベイトは重心移動システムすら搭載していない非常にシンプルな内部構造ながら、優れたキャスタビリティー性能と、スナッグレス性能、使うフィールドやシチュエーションを選ばないアクションとベーシックを極めたスペックでどんなレベル帯のアングラーさんでもとにかく使いやすい部分が最大の魅力と言えるでしょう。

また、現在リリースされている国産ハードベイトが平均して1500円以上、高価なモノでは2000円を超える事が日常化している昨今、800円以下で入手出来るほどのコストパフォーマンスもこのルアーが持つ圧倒的な使いやすさと同じくらい大きな魅力の1つになっています。テキサスリグやラバージグと同等レベルに臆する事なくカバーやストラクチャーへ大胆に攻め込めるバックボーンにはロストを恐れないコストパフォーマンスと流通量が必須。この様なハードベイトは必然的に釣果を重ねやすく、結果的には「釣れるルアー」の名を欲しいままにします。

先生
先生
数々のサーフェイスクランクがリリースされていますが、シャローAの使い勝手の良さと応用可能な守備範囲はクラストップ。この手のルアーに挑戦したいアングラーさんには特化した性能を持つ○ジンクランクよりもシャローAをおすすめします!

ボーマー シャローAの感想と使い方 まとめ

再販されたアメリカンクランクと言えばそのほとんどが性能ダウンしているのに対し、シャローAは珍しくオールド物よりも現行モデルの方が優秀なアクションに仕上がっています。

他のモデルと比べてズバ抜けた性能や特性は無い。それでもそれぞれを使い比べた際に最終的にBOX内に留まっている事の多いルアー。シャローAはその最たるものだと思います。序盤でも文中で触れたようにワンマイナスの活躍以降、このカテゴリーにはバンディットのフットルースやO.S.Pのバジンクランクシリーズなど名作と呼ばれるサーフェイスクランクが多数リリースされ、その実力が知れ渡ると今では国産メーカーが鎬を削る激戦区カテゴリーへと昇華しました。作りが細かく美しい国産モデルは他のモデルと差別化するため、特化した性能を持つモノが多く、水温や天気、水位などちょっとした違いが大きく釣果を左右することの多いサーフェイスゲームでは強い爆発力を秘める一方で効果的なシチュエーションが限定されやすいのも事実。しかしながら、今回紹介したシャローAは優れた総合性能とスイムレンジやリーリングスピードの許容範囲の広さで自由度も高く、どんなフィールドやどんなシチュエーション、コンディションでも常に安定した釣果を叩き出せる実力を有しており、サーフェイスクランクをこれから使い込んでみたいアングラーさんにはうってつけのクランクベイトと言えるでしょう。サーフェイスクランク特有の爆発力とスピード感溢れるエキサイティングなゲーム展開を、ぜひともシャローAで体感してみて下さい。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


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